食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04490620208 |
タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品添加物及び容器包装中のナノテクノロジーの使用に関する報告書2件を公表 |
資料日付 | 2016年6月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は6月2日、食品添加物及び容器包装中のナノテクノロジーの使用に関する報告書2件を公表した。概要は以下のとおり。 作業の範囲は、食品中の二酸化チタン、二酸化ケイ素及び銀の経口摂取に関連する健康リスクについて合理的エビデンスが存在するかどうか、公的に入手可能な科学文献を精査することである。当該食品添加物は、少なくとも一次元がナノスケールである材料の一部を含有する可能性がある。更に、食品の容器包装中に使用されたナノマテリアルに由来する健康リスクに関するエビデンスについても調査した。 主な結果は以下のとおり。 1.食品中のナノスケールの二酸化ケイ素、二酸化チタン及び銀に関するエビデンスを検討し、証拠の重み付けに基づいて、食品材料として重大な健康リスクがあるとする主張を支持しないとした。 2.二酸化チタン及び二酸化ケイ素は、国際的に広範な食品で使用され、何十年も安全に使用されてきた。二酸化チタン及び二酸化ケイ素は、豪州及びニュージーランドの食品添加物として認可されている。銀もまた豪州及びニュージーランドの添加物として認可されているが、認可されている食品は殆どない。 3.全体的に、当該報告書の調査結果は、経済協力開発機構(OECD)の作業部会が最近公開した情報と一致している。 4.新規ナノマテリアルが、現在、豪州及びニュージーランドの食品用容器包装の申請で使用されていることを示す直接的な証拠はない。ほとんどの特許は米国のものである。 5.容器包装中のナノクレイ及びナノ銀の使用に関するケーススタディから、容器包装から食品へのナノクレイの移行に関する文献由来のエビデンスはないと結論している。(容器包装中で使用されようと食品中で使用されようと) ナノ銀のナノスケールによる性質もまた、消費者の健康に危険だという可能性は低い(not likely)。 6.報告の中で適切に比較考量し、記述したナノテクノロジーのいずれも健康上の懸念はないとする両報告書の全体的な分析や結論に、独立したピアレビューが合意した。 報告書「既存の食品添加物中のナノテクノロジーに関連する健康リスクの可能性」(全106ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.au/publications/Documents/Safety%20of%20nanotechnology%20in%20food.pdf 報告書「食品用途の容器包装中のナノテクノロジー」(全75ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.au/publications/Documents/Nanotech%20in%20food%20packaging.pdf |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/consumer/foodtech/Pages/Reports-on-the-use-of-nanotechnology-in-food-additives-and-packaging-.aspx |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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