食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04490330104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、小麦粉に関連した志賀毒素産生性大腸菌O121感染症の複数州における集団発生に関して発表
資料日付 2016年6月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は6月1日、小麦粉に関連した志賀毒素産生性大腸菌 O121感染症の複数州における集団発生に関して発表した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州、及び米国食品医薬品庁(FDA)は、志賀毒素産生性大腸菌 O121(STEC O121)感染症の複数州における集団発生に関して調査している。
(1) 20州から38人のSTEC O121集団感染株の感染症例が報告された。
(2) 州及び症例数のリストは、以下のURLから入手可能。
http://www.cdc.gov/ecoli/2016/o121-06-16/map.html
 全ゲノム配列は、患者の分離株が遺伝的に近縁であることを示した。この遺伝的近縁な関係は、この集団感染患者は感染源が同じである可能性が極めて高いことを意味する。発症は2015年12月21日から2016年5月3日であった。患者は1歳から95歳で、年齢中央値は18歳であった。患者の78%が女性であった。
(3) 10人が入院し、腎不全である溶血性尿毒症症候群を発症した患者及び死亡者は出ていない。
2. 共同調査の取り組みは、ミズーリ州カンザスシティのGeneral Millsの施設で製造された小麦粉が集団発生の原因の可能性が高いことを示している。
(1) 聞き取り調査では、患者は発症前の1週間の間に摂取した食品及びその他のばく露に関する質問に答えた。21人中16人(76%)が自身又は家族の誰かが発症前の1週間の間に小麦粉を使用したと報告した。22人中9人(41%)が生の自家製生地又は衣を摂取又は味見したと報告した。22人中12人(55%)がGold Medalブランドの小麦粉を使用したと報告した。3人の患者が、レストランで生の生地又は衣を摂取又はそれで遊んだと報告した。
3. 2016年5月31日、General Millsはいくつかの異なるサイズ及び種類のGold Medal Flour、Gold Medal Wondra Flour、及びSignature Kitchens Flourを大腸菌汚染の可能性があるとしてリコールした。
(1) リコールされた小麦粉のリスト及びそれらの特定方法は、以下のURLから入手可能。
http://www.cdc.gov/ecoli/2016/o121-06-16/advice-consumers.html
4. CDCはリコールされた小麦粉を、消費者、レストラン及び小売店に、使用、提供又は販売しないよう推奨する。
5. リコールされた小麦粉であるか他の小麦粉であるかに拘らず、生の生地又は衣を摂取しないこと。生の生地又は衣を作るのに使用した小麦粉又は他の材料は、汚染されているかもしれない。
(1) 消費者は、生の生地又は衣で作られた製品は焼いてから摂取すること。生の生地又は衣を味見しないこと。
(2) レストラン及び小売店は、生の生地を顧客に出す、又は子供や他の顧客に生の生地で遊ばせないこと。
6. この件は調査中であり、CDCは情報が入手され次第、最新情報を公表する。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL http://www.cdc.gov/ecoli/2016/o121-06-16/index.html
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