食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04480330314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、内分泌かく乱物質類に関する専門家会議でのワークショップ報告書を公表 |
| 資料日付 | 2016年5月4日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は5月4日、内分泌かく乱物質類(ED類)に関する専門家会議でのワークショップ報告書を公表した(2016年5月4日付けBfR情報提供 No.11/2016)。概要は以下のとおり。 2016年4月11日~12日に行われた、BfR主催のこの国際会議では、内分泌かく乱物質の判断に関するコンセンサスが得られた。BfRは、全会一致で合意された合意声明を含む、会議でのワークショップに関する報告書を公表した。 1.この会議では、以下の公開質問を中心に議論が行われた。 1)健康影響評価に関する規制におけるED類の判断はどうあるべきか?毒性学的、薬学的及び内分泌学的見地に立った内分泌作用の一般原則は? 2)規制における政策決定過程に影響するのはどの不確実性か?ED類に関して毒性学的基準値の設定は可能か?ハザード解明における、いわゆる低用量問題の位置づけは? 3)規制における決定に影響する科学的不確実性となっているものは何か?現在の知見が規制における決定に更に効果的に用いられるのは可能か? 4)規制における政策決定の科学的根拠は何か?現行の調査方法を用いても十分に証明可能である有害な影響は何か? 5)ED類の判断を向上するために取り組むべき科学調査ニーズは何か? 2.ED類に対する規制措置実施のために、過去数年間に、科学原則に関する合意に向けた多くの取り組みがEUレベルで行われてきた。しかし、内分泌学研究者と毒性学研究者の間に生じた科学的な意見の違い(ED類の基準策定過程で持ち上がった)がそれを阻んだ。 会議では、天然に存在する化学物質及び人為的に改変した化学物質に関するリスク評価の全ての分野における、ED類の解明及び特徴付けのための科学的規準無しでは、「1つの物質に1つの評価」というゴールは達成できないとの認識で一致した。 また、この会議の結果から、ED類の科学的な判断基準に関する合意声明を迅速に提供する必要があると強調された。 3.EU域外におけるED類の評価手続き ・米国及び日本の事情について、それぞれDavid Dix(米国環境保護庁(EPA))及び青山博昭(残留農薬研究所(IET))により発表が行われた。 1)米国ではEPAが、食品品質保護法及び飲料水法が定める内容の一環として、EDスクリーニングプログラム(EDSP)を立ち上げた。EDSPは、スクリーニング段階(Tier 1)及び検査段階(Tier 2)から成る二層構造プログラムである。Tier 1では、化学物質の潜在的な生理活性及び内分泌機序に関して評価を行い、Tier 2では、生理活性検査陽性の化学物質について、内分泌に関連する潜在的な有害作用に関して評価を行う。 現時点で、EDSPは、エストロゲン、アンドロゲン及び甲状腺経路及びステロイド産生性におけるアッセーの有効化及びスクリーニングに特化している。最近、52種類の化学物質の最初のスクリーニングを完了した(2015年6月19日付け連邦政府官報 FRL-9928-69)。 現在、EDSPによるデータ生成及び分析などが引き続き行われているが、経済協力開発機構(OECD)ガイドラインに沿った方法では時間がかかることから、EPAは、ToxCast及びTox21手法を用いた情報処理能力の高い手法の開発・評価を行っている。一部で成果が示されている。 2)日本では現在、EDに関する評価は食品安全委員会(FSCJ)が行っている。日本も、世界保健機関(WHO)/国際化学物質安全性計画(IPCS)による内分泌かく乱物質の定義(2002年)を認めており、無毒性量(NOAEL)に基づく一日摂取許容量(ADI)は現行の毒性学研究から得られると、また、必要であれば、機序データは追加の反応機構研究から得られると考えている。 非単調用量-反応(NMDRs)に関しては、そのような現象は、系統内の遺伝的不均質性及び餌中の植物性エストロゲン含有量の変動(variation)といった要因の結果である可能性があると考えられている。従って、遺伝的に均質な同系交配(homogeneous inbred)のげっ歯類系統及び植物性エストロゲンを含んでいない餌を使用して、慎重に再確認する必要がある。 4.この合意声明は、BfRのウェブサイトから入手可能であり、科学雑誌Environmental Health Perspectivesで公表予定である。 この報告書「内分泌かく乱物質の判断に関する科学原則:合意声明」(15ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/349/scientific-principles-for-the-identification-of-endocrine-disrupting-chemicals-a-consensus-statement.pdf プレゼンテーション資料(4件)は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/en/international_expert_meeting_on_endocrine_disruptors-197246.html 日本のプレゼンテーション資料「内分泌かく乱性化学物質に関する評価についての日本の考え方」(21ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/349/a-japanese-view-on-assessment-of-ed.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/349/the-BfR-publishes-workshop-report-based-on-the-expert-meeting-on-endocrine-disruptors.pdf |
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