食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04470030149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の3-MCPD、2-MCPD、3-MCPD 脂肪酸エステル類、2-MCPD 脂肪酸エステル類及びグリシジル脂肪酸エステル類の存在に関連したヒトの健康に対するリスクについて科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2016年5月3日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月3日、食品中の3-モノクロロプロパン-1 ,2-ジオール(3-monochloropropane-1 ,2-diol: 3-MCPD)、2-モノクロロプロパン-1 ,2-ジオール(2-MCPD)、3-MCPD 脂肪酸エステル類(fatty acid esters)、2-MCPD 脂肪酸エステル類及びグリシジル脂肪酸エステル類(glycidyl fatty acid esters)の存在に関連したヒトの健康に対するリスクについて科学的意見書(2016年3月3日採択、159ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2016.4426)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは、食品中の遊離型とエステル型の3-MCPD及び2-MCPD並びにグリシジルエステル類(glycidyl esters)に関する科学的意見を出すよう依頼された。3-MCPD、2-MCPD及びグリシドール(glycidol)のエステル類は、加工された植物油類の汚染物質であり、遊離型MCPD類は、一部の加工食品中で生成される。 2. 「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、7 ,175件の存在量データを評価した。3-MCPD及び2-MCPDのエステル類並びにグリシジルエステル類は、パーム油脂において最高濃度で見出されたが、ほとんどの植物油脂類に、かなりの量が含まれている。すべての調査及び年齢群にわたる(1)総3-MCPD、(2)総2-MCPD、(3)総グリシドールへの各食事経由ばく露量のmiddle bound (MB)値(※1)は、平均的ばく露群において(1)0.2~1.5μg/kg体重/日、(2)0.1~0.7μg/kg体重/日、(3)0.1~0.9μg/kg体重/日、高ばく露群(95パーセンタイル値)において(1)0.3~2.6μg/kg体重/日、(2)0.2~1.2μg/kg体重/日、(3)0.2~2.1μg/kg体重/日であった。 3. 動物試験によって、経口投与後のエステル型の3-MCPD及びグリシドールの広範囲の加水分解が示され、エステル型及び遊離型は、体内ばく露に等しく寄与すると推定された。3-MCPDを投与されたラットにおいて腎毒性が一貫して観察された。2-MCPDの毒性に関するデータは、用量-反応評価には不十分であった。グリシドールの慢性投与は、おそらく遺伝毒性機序により、ラット及びマウスのいくつかの組織における腫瘍発生率を増加させた。 4. CONTAMパネルは、ラットにおける尿細管過形成の誘発についての3-MCPDのBMDL10値(※2)の0.077mg/kg体重/日を選択し、3-MCPDの耐容一日摂取量(TDI)を0.8μg/kg体重/日と算定した。「乳児(訳注:1歳未満)」、「幼児(訳注:1歳以上3歳未満)」及び「その他の小児(訳注:3歳以上10歳未満)」の3-MCPDへの平均ばく露量は、TDIを超過していた。グリシドールについて、CONTAMパネルは、ラットにおける腫瘍性の影響についてのT25値(※3)の10.2mg/ kg体重/日を選択した。ばく露マージン(MOEs)は、すべての調査及び年齢群におけるばく露量の(1)平均値及び(2)95パーセンタイル値において、それぞれ(1)11 ,300~102 ,000及び(2)4 ,900~51 ,000であった。調製食品(formula)のみを与えられている乳児のばく露シナリオでは、MOEsが5 ,500(平均値)及び2 ,100(95パーセンタイル値)という結果になった。MOEsが25 ,000以上の場合に、健康上の懸念が低いと考えられた。 (訳注) ※1:左側打ち切りデータ(検出限界値(LOD)又は定量限界値(LOQ)未満のデータ)をLOD又はLOQの半値として算出した値。 ※2:実験動物のばく露群において影響を示す動物数を対照群と比較して 10%増加させるベンチマーク用量の 95%信頼区間の下限値。 ※3:T25は、「試験動物種の標準的な寿命における腫瘍の自然発生率について特異的な補正を行った後の、特定組織部位における腫瘍をその動物の25%に発生させるmg/kg体重/日で示す慢性用量率(chronic dose rate)」と定義されている。このT25手法は、1990年に行われた米国の国家毒性プログラム(NTP)によるラット及びマウスを用いたグリシドールに関する試験で適用された。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4426.pdf |
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