食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04460260301
タイトル 論文紹介:「マウスのセルトリ細胞(SC5)における、プロスタグランジンD2(PGD2)阻害に関する一般的な農薬の影響、COX活性部位での結合の科学的根拠及び内分泌かく乱への関連」
資料日付 2016年4月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(Vol.124
,No.4
,pp.452~459
,2016年4月)に掲載された論文「マウスのセルトリ細胞(SC5)における、プロスタグランジンD2(PGD2)阻害に関する一般的な農薬の影響、COX活性部位での結合の科学的根拠及び内分泌かく乱への関連(Effects of Common Pesticides on Prostaglandin D2 (PGD2) Inhibition in SC5 Mouse Sertoli Cells
, Evidence of Binding at the COX-2 Active Site
, and Implications for Endocrine Disruption)、著者S.Kugathas(Institute of Environment
, Health and Societies
, Brunel University London
, 英国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:胎児期の減少したプロスタグランジン活性が、先天性形成異常(congenital malformation)のリスクを増加させる懸念がある。プロスタグランジン合成を抑制する、多くの内分泌かく乱物質が見出されてきた。しかしながら、筆者らの知る限り、農薬のこれらの作用については調べられていない。
 目的:筆者らは、欧州連合(EU)で一般的に使用されている農薬のPGD2合成抑制能力を調べた。
 方法:酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)を使用して、若いマウスのセルトリ細胞(SC5)における、PGD2分泌の変化を測定した。PGD2合成経路における作用部位を調べるため、アラキドン酸(AA)と共に培養した(coincubation)。PGD2アクティブ(PGD2-active)と特定した農薬が、シクロオキシゲナーゼ(COX)結合ポケットのリガンドとして作用する可能性があるかどうか調べるため、分子モデル解析を行った。
 結果:農薬のポスカリド、クロルプロファム、シぺルメトリン、シプロジニル、フェンへキサミド、フルジオキソニル、イマザリル(エニルコナゾール)、イミダクロプリド、イプロジオン、リニュロン、メチオカルブ、オルトフェニルフェノール、ピリミホスメチル、ピリメタニル、テブコナゾールがPGD2産生を抑制した。これらの農薬のうち、オルトフェニルフェノール、シぺルメトリン、シプロジニル、リニュロン及びイマザリル(エニルコナゾール)は、COX酵素の阻害を意図した鎮痛薬と同様な、175nM及び1
,500nMの範囲で作用を示した。AAの添加によってもこの作用を覆せず、このことはこれら農薬の作用部位がCOX酵素であることを示唆している。分子モデル解析では、PGD2合成の抑制を示した大部分の農薬が、COX-2結合ポケットに収まる(accommodate)。また、これら農薬の幾つかは、アンドロゲン受容体と拮抗能力があった。
 結論:以前考えられたよりも更に多様な構造的特徴を持った化学物質が、PGD2合成を抑制する可能性がある。今回の知見は、PGD2シグナル及びアンドロゲン作用に同時に干渉することにより引き起こされる可能性のある内分泌かく乱の範囲を規定するため、in vivoの研究の必要性を示唆する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/1409544/

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