食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04440350475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、細菌による飼料の汚染除去剤としての有機酸とホルムアルデヒドの使用によって薬剤耐性菌が増強するリスクに関する意見書を発表 |
資料日付 | 2016年3月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月8日、細菌による飼料の汚染除去剤としての有機酸とホルムアルデヒドの使用によって薬剤耐性菌が増強するリスクに関する意見書を発表した。 2015年12月9日の欧州委員会規則(EU)2015/2294によって、衛生状態を改善する物質(特定の微生物汚染を軽減することによって飼料の衛生に効果を示す物質、あるいは有機体)と題した新たな添加剤の機能グループを設立した。 添加剤の機能グループ「飼料の除菌」の課題範囲は広大であることから、食品の腸内細菌科細菌による汚染除去に関する諮問の検討に限定した。検討対象は諮問に挙げられた製品(ホルムアルデヒド、有機酸)、及びそれら抗菌性物質の標的(食品中の腸内細菌科細菌)に絞った。しかし、入手可能な科学的情報は、腸内細菌科細菌の耐性に関するこれら抗菌性物質の影響の評価にまで調査を広げることができないと専門家は主張する。 結論は下記の通り。 有機酸とホルムアルデヒドに関して、この調査における実験研究論文の分析に基づき、下記事項が判明した。これらの抗菌性物質と接触すると細菌株の順応現象として、一部の抗生物質への感受性の減少を示すか又は、薬剤耐性の表現型が変化する、即ち感受性がある状態から安定した耐性を示す株を発生させる可能性がある。この現象は、殺虫剤及び抗生物質のような多くの物質に共通のメカニズムである原因遺伝子の変異、又は細菌の細胞壁の透過性の減少及び/又は流出の増大によって説明可能である。 今日入手可能なデータからは、有機酸及びホルムアルデヒドによる飼料の除菌処理後のサルモネラ属菌のような細菌の薬剤耐性の増強リスクに対し最終的な結論を出すことはできない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/system/files/ALAN2015SA0097.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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