食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04440140314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、グリホサートによる子供に対するリスクに関して情報提供 |
資料日付 | 2016年3月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は3月4日、グリホサートによる子供に対するリスクに関して情報提供を行った(2016年3月4日付けBfR情報提供 No.006/2016)。概要は以下のとおり。 ・子供は、潜在的な有害性が考えられる物質に対して特に感受性が強いと考えられる。このことは、農薬成分の健康影響評価及び健康に関する基準値の設定において考慮される。そのため、専門家の国際的な話し合いにより設定される許容一日摂取量(ADI)及び急性参照用量(ARfD)は、子供におけるばく露にも当てはまる。グリホサートの健康影響評価でも同様である。 ・グリホサートは、ドイツ及び世界中で使用されており、食品中への残留の可能性もある。残留基準値を超えなければ、このような残留は健康上安全である。このような残留は法的に認められている。科学的にも、尿中の低濃度検出は想定される。実際、グリホサートは主に尿から、短時間で排泄される。 ・ドイツの食品モニタリングにおいて過去6年間に行われた研究では、約1 ,400の検体についてグリホサート検査が行われた。このサンブル数は限定的であり、ドイツの一般集団における実際のばく露量に関する信頼できる発表はできない。全体では、24検体からグリホサートが検出された。成人においても子供においても、グリホサートばく露量はADIの1%に満たない。 ・グリホサートは、意図した目的に沿って適切に使用されれば、子供に対する健康影響はない。認可手続きで行われるリスク評価では、子供を含む、影響を受けやすい全ての集団における予想最大濃度での摂取を考慮するよう担保している。BfRによるリスク評価は、欧州食品安全機関(EFSA)の結論の中で、欧州連合(EU)加盟国の専門家から明確に支持されている。 ・ヒト及び動物が、食品又は飼料を介して低濃度でグリホサートを摂取する可能性があるのは事実である。グリホサートは短時間で排泄されることから、ヒト及び動物の尿から微量で検出されることは想定される。しかし、尿から検出されたグリホサートは、現時点では、消費者に対する健康影響が懸念される量でなない。分析手法は絶えず進化しており、これまで以上の微量が検出可能である。1960年には、検出レベルはppm単位であったが、新たな手法が開発され(ガスクロマトグラフィー高分解能質量分析法:GC-HRMS)、検出レベルは更に微小なppq(quadrillion:10の-15乗)レベルになった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/349/sensitive-populations-especially-children-are-the-measure-of-all-things-in-scientific-risk-assessment.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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