食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04440030105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、特定の食品中のアクリルアミドの低減方法に関する業界向け最終指針を発表 |
資料日付 | 2016年3月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)の食品安全・応用栄養センター(CFSAN)は3月10日、食品中のアクリルアミドの低減方法に関する業界向け最終指針(37ページ)を発表した。概要は以下のとおり。 米国食品医薬品庁(FDA)のCFSANは、特定の食品中のアクリルアミドの低減の対策を講じるために、当該最終指針を生産者、加工業者及び取扱い業者(service operator)向けに発表した。 アクリルアミドは、揚げたり(frying)、蒸し焼きしたり(roasting)及び焼いたり(baking)といった、特定の食品の高温での調理で生成する可能性のある化学物質である。アクリルアミドは、国家毒性プログラム(NTP:特定の化学物質にばく露したときの健康リスクを評価する省庁横断プログラム)で「ヒトの発がん性が合理的に予測される」物質と位置づけられている。また食品業界の各分野で、これを減らすための取組がなされてきた。 ヒトの健康リスクの可能性の軽減に役立つため、本指針では、生成する食品中のアクリルアミドレベルを企業自らが認識し、可能であれば減らすための手法を採用するよう勧めている。また、低減化に向けて生産者、加工業者及び取扱い業者が取り得る多様な取り組みを紹介している。 FDAは本指針や種々の研究活動を通じて、企業がアクリルアミドを減らし、健康リスクを減らすための支援を行っている。指針に拘束力はないが、本指針では原材料、実際の加工及びばれいしょ加工食品(フレンチフライ、ポテトチップス等)、シリアル加工食品(クッキー、クラッカー、朝食用シリアル、トースト)及びコーヒーが重点的に取り上げられている。 アクリルアミドは、主にばれいしょ加工食品、シリアル加工食品及びコーヒーに含まれているため、アクリルアミドの摂取量を減らすには、米国民食事ガイドラインに沿った健康な食生活を送ることが最良の助言となる。 目次:序論、背景、考察A.概要、B.ばれいしょ加工食品ⅰ.原材料、ⅱ.加工及び含有成分a.フレンチフライ、b.薄切りポテトチップス、c.デンプンからのポテトチップス及びポテトスナック、C.シリアル加工食品、ⅰ.原材料、ⅱ.加工及び含有成分、D.その他食品、E. 包装した冷凍フレンチフライの推奨される調製及び調理法、F. 食品取扱い操作情報 考察の概要部分(一部): 今回の指針は、アクリルアミドの低減のための可能な取り組み範囲を提案している。特定の推奨する取り組みを特定するために意図されたものではない。アクリルアミドの低減は、現在進行中の分野で、幾つかの検討した取り組みは、一般に使用しているというよりもむしろ、未だ研究段階かもしれない。FDAは、加工業者が特定の加工工程に関連する可能な取り組みを評価し、可能であれば、加工品中のアクリルアミドを低減する、それら取り組みの導入を検討することを勧める。取り組みを評価する場合には、化学的及び微生物学的安全性、栄養価並びに官能特性(organoleptic properties)の全てに関する影響を考慮することが重要である。 アクリルアミドの生成に影響を与えるいくつかの因子は、農場から食卓までの様々な段階に存在するため、今回の指針は、生産者、加工業者及び取扱い業者向けである。この指針のセクションB、C及びDは、それぞれ、ばれいしょ加工食品、シリアル加工食品及びコーヒーに影響を及ぼす、原材料、実際の加工工程及び含有成分を取り上げた。セクションEでは、包装した冷凍フレンチフライの推奨される調製及び調理法を提供した。最後に、セクションFでは、ばれいしょ及びシリアル加工食品を調製するための食品取扱い操作技術を提供した。 FDAは、現時点で、様々な加工品中のアクリルアミドの最大推奨レベル(maximum recommended levels)を提案しない。アクリルアミドの低減技術の有効性評価にとって、アクリルアミドレベルについての知識が極めて重要であるため、FDAは、加工業者が加工品中のアクリルアミドレベルを把握するよう勧める。 当該業界向け最終版指針は、以下のURLから入手可能。 http://www.fda.gov/downloads/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsReg ulatoryInformation/ChemicalContaminantsMetalsNaturalToxinsPesticides/UCM3745 34.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN) |
URL | http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm374601.htm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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