食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04420330208 |
タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、食品中の容器包装由来の化学物質に関するファクトシートを更新 |
資料日付 | 2016年1月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は1月、食品中の容器包装由来の化学物質に関するファクトシートを更新した。概要は以下のとおり(更新箇所は3.及び4.の一部)。 食品の容器包装は、食品を汚染から守り、その保存期間を延長する。FSANZは、容器包装内部の食品又は液体に移行する可能性のある食品と接触する容器包装中の化学物質についての報告を承知している。 1. 食品中の化学物質に関する調査 2010年にFSANZは、食品や飲料中の化学物質が、健康及び安全性リスクを示すかどうかを評価するため、容器包装材料に関連した様々な化学物質を調査した。ガラス、紙、プラスチック又は缶で包装された65の食品及び飲料についてフタル酸エステル類、パーフルオロ化合物、エポキシ化大豆油(ESBO)、セミカルバジド、アクリロニトリル及び塩化ビニルなどの化学物質を分析した。本調査は2010年に公表した食品中のビスフェノールA(BPA)についてのFSANZの調査に基づいている。 2. 本調査で何がわかったか? 調査結果により、食品サンプル中にフタル酸エステル類、パーフルオロ化合物、セミカルバジド、アクリロニトリル、塩化ビニルが検出されなかったことを再確認した。 ESBOは、大豆油から製造され、食品容器及びその蓋との間に優れたシールを形成するために安全かつ気密性の力学的特性を与えるもので、広範囲なプラスチックに使用されているが、一部の検体から非常に低濃度のESBOが検出された。これらのレベルは、欧州連合(EU)によって設定された国際移行限度以下であり、ヒトの健康及び安全にリスクをもたらさないレベルであった。 調査結果の詳細は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.au/science/surveillance/pages/surveyofchemicalmigr5148.aspx 3. FSANZは食品容器包装中の化学物質について現在何をしているか? FSANZは提案P1034の作業に着手し、容器包装から食品に移行する化学物質に関連する公衆衛生及び安全性のリスクで管理対象外のものがあるか評価している。当該プロジェクトの一環として、FSANZは第24回豪州トータルダイエットスタディ第二段階のデータを評価中である。 意見募集用の協議文書は、潜在的な公衆衛生上のリスク、容器包装のサプライチェーン及び現行の管理措置の概要を示している。FSANZは更なる情報を求めており、特に中小規模の関連業者から、使用している容器包装の種類及び安全性を確保する為の対策に関する情報を募集中である。 更なる情報は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/foodpackaging/Pages/Chemical-migration-from-packaging-into-food.aspx 4. 食品の容器包装はどのように規制されるか? ・豪州では、製造業者は、容器包装に接触する食品の安全性を確保することが食品基準コードによって義務付けられている。 基準1.4.1「汚染物質及び自然毒」:容器包装材料に接触した結果として食品中に存在する可能性のある特定の汚染物質の最大レベルの設定。 基準1.4.3「食品と接触している品目及び材料」:一般的に食品接触材料に関するものであるが、食品と接触する個々の容器包装材料、若しくはそれらがどのように製造又は使用されるべきかを特定しない。 食品基準コードはまた、食品接触用途のプラスチック材料の豪州規格AS 2070-1999を参照している。AS 2070-1999では、食品接触用途のプラスチック材料の製造に関する産業界へのガイドを提供している。また、プラスチックの製造と使用に関する米国及びEUの規制に言及している。 州及び準州の食品法は、食品の容器包装の安全性に言及している。 ・ニュージーランドでは、1999年動物製品法(Animal Product Act 1999) 又は1981年食品法(Food Act 1981)の食品安全プログラム下でリスク管理プログラムを運用する部門が、ハザードの特定及び低減に責任を持たなければならない。 注:改訂版食品基準コードは2016年3月1日より発効する。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/foodpackaging/Pages/default.aspx |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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