食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04410190149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、大規模な累積評価グループに用いるモンテカルロ法によるリスク評価(MCRA)のソフトウェアについて外部委託した科学的報告書を公表 |
| 資料日付 | 2016年1月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月27日、大規模な累積評価グループに用いるモンテカルロ法によるリスク評価(Monte Carlo Risk Assessment: MCRA)のソフトウェアについてオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)に外部委託した科学的報告書(2015年11月30日承認)を公表した。概要は以下のとおり。 1. MCRAソフトウェアの計測可能版が開発され、「MCRA 8.1」に実装された。MCRA 8.1.は、参照マニュアルと共にhttps://mcra.rivm.nlにおいて利用可能である。 2. 計測可能性には、(1)計算の基盤技術の改良、(2)特殊アルゴリズムの追加によって取り組まれた。 3. 最初にMCRA 8.1は、同時並行的に出される作業に対処するため、可変数(現在10件まで)のシミュレーションが使えるように、RIVMにおける高性能コンピュータの柔軟な環境に実装された。 4. 次に、大規模な累積評価グループ(CAGs)を処理するためのアルゴリズム手法が開発された。MCRAのユニークな特徴は、(1)摂取時食品(food-as-eaten)(例えば、白パン)及び測定時食品(foods-as-measured)(例えば、小麦)の観点から寄与率を見ることができること、(2)シミュレーションされた個人別又は日別に寄与した正確な食品及び化合物をドリルダウン(訳注:データ集計の階層レベルを下げて集計項目を参照し、分析)できること、である。シミュレーション、化合物、摂取時食品及び測定時食品の組合せの数は、非常に大きくなる可能性がある。非常に大規模なデータセットによるメモリー障害を避けるため、「スクリーニング」という追加の選択式モデリング段階がMCRA 8.1に加えられた。データの規模が直接解析をするには大き過ぎる場合、即ち、利用可能なメモリー容量が不十分であるため、直接解析によってコンピュータに問題が生じた場合に、スクリーニングを用いることが望ましい。スクリーニングによってリスク要因が特定される。スクリーニングされたリスク要因に基づく全面的な解析では、ばく露量の算出における食品又は化合物の組合せが全て維持されており、同じ累積ばく露量分布を正確に作成し、また、全ての化合物及び全ての測定時食品の寄与率を見ることができる。しかし、摂取時食品に関する詳細は、スクリーニングの段階で選択されたリスク要因に限られる。 5. EFSAから提供された試験データを用いて、スクリーニングにより96品目の化合物に及ぶ大型のCAGを組むことができると示された。このスクリーニング手法は、確率論的ばく露量評価についてのEFSAの手引書(EFSA、2012)で定義されている楽観的モデル(訳注:推定ばく露量が低くなる仮定で主要な不確実性を処理したモデル)及び悲観的モデル(訳注:推定ばく露量を過大評価する仮定で主要な不確実性を処理したモデル)で試験された。リスク要因を特定するという点において、スクリーニングは、EFSAの楽観的モデルを用いると、よく機能したが、EFSAの悲観的モデルを用いると、よく機能しなかった。その理由は、EFSAの悲観的モデルでは、不検出試料に正の値(検出限界値)を与え、食品又は化合物の巨大かつ非現実的な数の組合せ(推定ばく露量に寄与する)を生じさせるからである。この悲観的モデルに用いる仮定を更に工夫する作業が、欧州の作業部会で予定されている。 6. EFSAから提供された試験データを用いて、この手法の実行可能性が確認された。一組40件の評価(リサンプリングした100件のデータセットに基づき不確実性を解析した、65品目の化合物のCAGに対する急性評価20件と127品目の化合物のCAGに対する慢性評価20件で構成)が、MCRAを用いたコンピュータ環境において最大約4GBのメモリー使用で6時間以内に完了した。 7. 結論として、MCRA 8.1は、一つの累積評価グループ(CAG)において少なくとも100品目までの化合物、及びEFSAの標準試料概要(SSD)の様式で報告された400万件以上の濃度記録のデータセットを処理する。MCRA 8.1は、スクリーニング実施の有無にかかわらず、パーセンタイル値や超過率でまとめた同じ推定累積ばく露量分布を作成し、また、全ての化合物及びすべての測定時食品の寄与率を見ることを可能にする。スクリーニング後、摂取時食品に関連した寄与率は、リスク要因分だけ入手可能である。 8. この特定作業の実施報告書は、EFSAに提出された。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/910e.pdf |
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