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資料管理ID syu04410010301
タイトル 論文紹介:「米国ニューハンプシャー州の出生コホート研究における、胎盤のDNAメチル化のエピゲノムワイド評価及びヒ素のばく露」
資料日付 2016年1月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives (2015年1月15日電子版)に掲載された論文「米国ニューハンプシャー州の出生コホート研究における、胎盤のDNAメチル化のエピゲノムワイド評価及びヒ素のばく露(Epigenome-Wide Assessment of DNA Methylation in the Placenta and Arsenic Exposure in the New
Hampshire Birth Cohort Study (USA))、著者B.B.Green(Department of Epidemiology
, Geisel School of Medicine at Dartmouth
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:ヒ素は、最も一般に見られる環境中の毒性物質の1つである。そして、モデル系での研究は、ヒ素の毒性作用の1つの様式(mode)が、DNAのメチル化の変化による可能性があることを示唆してきた。子宮内でのヒ素へのばく露は、結果として、胎児、新生児及び乳児に表現型としての結果(phenotypic outcomes)の範囲で影響を及ぼす。
 目的:今回の研究は、米国ニューハンプシャー州の出生コホート研究に参加した個々の343人における、胎盤でのDNAのメチル化の変化及びヒ素へのばく露との関連を調べた。
 方法:ヒ素のレベルによって影響されるCpG遺伝子座を調べるため、胎盤組織が、様々に分化した繊維芽細胞を含む栄養膜細胞及び間質細胞並びにHofbauer細胞及び免疫細胞を含む間葉細胞の組合せから構成されている可能性があり、調整をするための組織内の細胞の組成の先験的知識(priori knowledge)を必要としない、レファレンスフリーの手法(reference free approach)を使用して、線形回帰モデルを使用した。
 結果:妊娠中期の母親の尿中の総ヒ素は、胎盤のメチル化と関連していなかったが、一方、出産時に採取した母親の足の爪から定量したヒ素レベルは、1つのCpG遺伝子座のメチル化と関連していた。胎盤のヒ素レベルは、ゲノムワイドの有意差のあるLYRM遺伝子内の11種類のプローブで、163の異なるメチル化した遺伝子座と関連していた。LYRM2遺伝子(訳注:本文の考察中で、LYRM2遺伝子はLYRモチーフ遺伝子ファミリーの1つで、現在、胎盤又は他の組織におけるこの遺伝子の機能はわかっていない。この遺伝子ファミリーの幾つかは、鉄硫黄(iron-sulfur cluster:ISC)たんぱく質の産生に重要な役割を担っているとされている。)のmRNAレベルの測定結果は、メチル化が、弱い(weakly)から中程度(moderately)で、その遺伝子の発現と関連していた。
 更に、筆者らは、ヒ素のばく露に関連した胎盤の細胞の亜集団(subpopulation)の割合の変化を示唆する経路(pathway)を特定した。
 結論:これらのデータは、米国でよく一般的に見られる(commonly experienced)ヒ素レベルでさえ、ヒ素が胎盤の特定の遺伝子のDNAのメチル化状態への影響を有することを明らかにし、従って、長期に渡る子供の健康に影響を与えるヒ素の新しいメカニズムを支持する(support)。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/advpub/2016/1/ehp.1510437.acco.pdf

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