食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04400110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物ターシャリーブチルヒドロキノン(E 319)についての精度を高めたばく露量評価に関する声明書を公表
資料日付 2016年1月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月12日、食品添加物ターシャリーブチルヒドロキノン (TBHQ、E 319)についての精度を高めたばく露量評価に関する声明書(2015年12月9日承認、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2016.4363)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)による本声明は、食品添加物として使用した場合におけるTBHQ (E 319)についての精度を高めたばく露量評価である。TBHQ (E 319)は、欧州連合(EU)域内で食品添加物として認可されており、許容一日摂取量(ADI)の0.7mg/kg体重/日は、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)により1998年に設定され、EFSAにより2004年に確認された。
2. 「食品添加物、香料、加工助剤及び食品接触材料に関する科学パネル」(AFCパネル※)は2004年、食用油脂へのTBHQ (E 319)の使用の安全性に関する意見書を採択した。この意見書において、AFCパネルは、成人におけるばく露量はADIを超えないが、TBHQ (E 319)を乳児用調製食品に使用した場合においては、乳児におけるばく露量はADIを超える可能性があると結論づけた。
3. この結論を受けて、EFSAは、(1)EFSAの包括的欧州食品摂取データベース内で利用可能な個人別の食品摂取量データ、(2)食品業界及びEU加盟国が提供した実際の使用濃度に関する新規提出データ及び分析データに基づき、TBHQ (E 319)について精度を高めたばく露量評価を行った。
4. EFSAのANSパネルは、(訳注:ばく露量の算出に)最大使用基準値(MPLs)を用いると、幼児(訳注:1歳以上3歳未満)及び小児(訳注:3歳以上9歳以下)の高摂取群において推定ばく露量はADI の0.7mg/kg体重/日を超えるが、精度を高めたばく露シナリオにおいては、あらゆる人口集団(すべての年齢群)において推定ばく露量はADIを超えない、と結論づけた。
※訳注:AFCパネルは2008年、ANSパネルと「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)に分離した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4363.pdf
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