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資料管理ID syu04400020301
タイトル 論文紹介:「飲用水中のヒ素及びマンガン量における、子供の知能及び削減:バングラデシュにおける2年間の追跡調査」
資料日付 2015年12月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(2015年12月29日電子版)に掲載された論文:「飲用水中のヒ素及びマンガン量における、子供の知能及び削減:バングラデシュにおける2年間の追跡調査(Child Intelligence and Reductions in Water Arsenic and Manganese: A Two-Year Follow-up Study in Bangladesh)、著者G.A. Wasserman (Department of Psychiatry
, College of Physicians and Surgeons
, Columbia University
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:子供の頃(childhood)の、飲用水からのヒ素のばく露は、軽度(modest)の知的障害と関連している。ばく露量を減らすことが知能の改善に関連しているかどうかは、分かっていない。
 目的:ヒ素のばく露量を減らすことが、子供の知的な結果を改善するかどうかを調べること。
 方法:ヒ素濃度が様々な、各家庭の井戸水を飲んでいる330人の10歳児が、ベースライン時に(at baseline)参加した。元の井戸で、50μg/L以上のヒ素濃度の高い飲用水飲んでいた、次の年に、地域に、ヒ素量の少ない深い井戸が設置された村の子供たちである。296人について、今回の調査した集団用の修正版のウェクスラー児童知能検査-Ⅳ(Wechsler intelligence scale for children:WISC-Ⅳ)を使用してベースライン時を評価し、約2年後に検査し、全検査IQ(Full Scale IQ)及び言葉の理解力(Verbal Comprehension)の両方、知覚推理(Perceptual Reasoning)、作業記憶(Working Memory)及び処理速度(Processing Speed)の指標(Indices)の標準化したスコアを検討した。クレアチニンで補正した尿中ヒ素量、血中ヒ素量及び血中マンガン量を両時点で調べた。
 結果:クレアチニンで補正した尿中ヒ素量は、ヒ素濃度の高い(50μg/L以上)及び低い(50μg/L未満)飲用水のサブグループの両グループの追跡により、著しく減少していた。ベースライン時に、母親の年齢及び知能、血漿中フェリチン量、頭囲、住居環境の質、学業成績並びに血中マンガン量を調整した。
 クレアチニンで補正した尿中ヒ素量は、全検査IQ及び処理速度のスコアを除く全ての指標のスコアと負の関連を示した。ベースラインの作業記憶のスコア及び学業成績の補正後、ベースライン時から追跡後のクレアチニンで補正した尿中ヒ素量の100μg/gクレアチニンの減少毎に、作業記憶の0.91ポイントの増加と関連していた。
 追跡後のクレアチニンで補正した尿中ヒ素量の変化は、全検査IQ又は他の指標のスコアの変化との間に有意な関連はなかった。
 結論:ヒ素量の少ない、地域の深い井戸の設置は、尿中ヒ素、血中ヒ素及び血中マンガンレベルを下げた。クレアチニン量で補正した尿中ヒ素量が減少するほど、全検査IQのより一層の改善ではなく、作業記憶のスコア(Working Memory scores)のより一層の改善と関連していた。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/advpub/2015/12/ehp.1509974.acco.pdf

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