食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04391180377
タイトル 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)、「環境及び生物多様性に対するリスクと研究の優先順位」と題する合成生物学IIIに関する最終意見書を公表
資料日付 2015年12月10日
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概要(記事)  欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)は12月9日、「環境及び生物多様性に対するリスクと研究の優先順位」と題する合成生物学IIIに関する最終意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 ECとその非食品科学委員会(新興の及び新たに特定された健康リスクに関する委員会(SCENIHR)、健康及び環境リスクに関する科学委員会(SCHER)、消費者安全科学委員会(SCCS))は、「合成生物学III:合成生物学に係る環境及び生物多様性に対するリスクと合成生物学分野における研究の優先順位」に関する最終意見書を公表した。これは合成生物学(SynBio)に関する3部からなる科学的意見書の最終意見書となるものである。
 プレスリリース全文は以下のURLより入手可能。
http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1655
 合成生物学に関する意見書III(64ページ)は以下のURLより入手可能。
http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/emerging/docs/scenihr_o_050.pdf
 また、6月に公表した合成生物学に関するファクトシートを再度紹介している。このファクトシートは「意見書I 定義」と「意見書II リスク評価法と安全性」を基にしたもので、その概要は以下のとおり。
 合成生物学(SynBio)分野は非常にエキサイティングな可能性があるものの、検証されていない科学領域すべてがリスクを有する可能性があり、故に定義から公衆衛生に対する潜在リスク、さらにはこの分野でなされなければならないリスク関連研究の決定まで科学委員会がSynBioに関する科学的意見を有している理由である。
・SynBioとは?
 意見書Iで示したように、、科学、技術、工学を応用して、生きている生命体の遺伝子材料を設計、創出及び/もしくは改変を促進、加速させるものである。SynBioを定義する主たる目的は、現行のリスク評価と安全手順を抜本的に変更しなければならないかもしれない工程や生成物を特定する際の一助とすることである。
・SynBioの利用とは?
 SynBioは天然には存在しない生物体系をデザインないし既存の原理を再デザインし、生命過程をよりよく理解、ないし向上させることを目的としている。インスリンやマラリア薬であるアルテミシニンを産生する酵母のようにSynBioはすでに利用されている。SynBioは、21世紀初めに生まれた若い分野で、医薬品、農業さらにエネルギー分野での利用が拡大している。
・SynBioに関連するハザードやリスクは十分に評価されているのか?
 この意見書は現在と予見可能な未来(今後10年間)を見据えており、遺伝子組換え体(GMO)や各種化学物質に用いる既存の方法を適用することが可能である。しかしながら、SynBioの新たな発展によってリスク評価と安全性評価に用いる既存の方法を変える必要があるかもしれない。
・SynBioに特異的な新興懸念があるか?
 SynBioリスクを評価する際の課題は予見可能で、それらの課題には生きている生命体に改変細胞を組み込むこと、即ち、今後自律性を有する改変細胞を開発すること、生細胞で非標準的な生化学体系を用いること、がある。新規テクノロジーによって改変スピードが早められ、市民科学(citizen science)界でdo-it-yourself生物学の開発スピードが高まる。しかしながら、遺伝子の防火壁や遺伝子自滅スイッチといったバイオセイフティを保証するSynBio 安全ロックなど厳格な安全性への各種取組みを組み合わせることによって課題を克服できる。
 ファクトシートはURLより入手可能。
http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/docs/citizens_synbio_en.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)
URL http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/index_en.htm

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