食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04390140149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのL-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(E 304(i))及びL-アスコルビン酸ステアリン酸エステル(E 304(ii))の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年11月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月18日、食品添加物としてのL-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(ascorbyl palmitate)(E 304(i))及びL-アスコルビン酸ステアリン酸エステル(ascorbyl stearate)(E 304(ii))の再評価に関する科学的意見書(2015年10月27日採択、57ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物としてのL-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(E 304(i))及びL-アスコルビン酸ステアリン酸エステル(E 304(ii))を再評価する科学的意見を提示する。
2. これらの食品添加物の使用は、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって評価された。L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル及びL-アスコルビン酸ステアリン酸エステルに関する生物学的データは僅かであり、食品添加物として使用するこれらの安全性評価は、L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル及びL-アスコルビン酸パルミチン酸エステルが全身に巡る前にアスコルビン酸及びそれらの各脂肪酸に十分に加水分解される、という前提に基づいている。この前提は、人工腸液中におけるL-アスコルビン酸パルミチン酸エステルのほぼ完全な加水分解を報告しているin vitro試験及びヒトのデータによって裏付けられた。
3. ANSパネルは、L-アスコルビン酸パルミチン酸エステルの毒性は、アスコルビン酸及びパルミチン酸の毒性を記述するデータから外挿法により推定できると考え、さらにこの前提がL-アスコルビン酸パルミチン酸エステルについても妥当であると考えた。ANSパネルは、利用可能な毒性学的データが非常に限られており、L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(E 304(i))及びL-アスコルビン酸ステアリン酸エステル(E 304(ii))について許容一日摂取量(ADI)を設定できないと結論づけた。最大レベルのばく露シナリオのため高パーセンタイル値に基づく推定ばく露量は、すべての人口集団(訳注:全年齢群)にわたり0.4~10.8mg/kg体重/日の範囲であり、特定銘柄への志向を反映させて精度を高めたシナリオでは、0.3~9.9mg/kg体重/日の範囲である。
4. ANSパネルは、利用可能なデータを検討し、報告されている用途及び使用濃度において食品添加物としてL-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(E 304(i))及びL-アスコルビン酸ステアリン酸エステル(E 304(ii))を使用することに安全性の懸念はないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4289.pdf
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