食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04380690314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中のピーナッツに関するアレルゲン表示は励行されているとの調査結果を公表 |
資料日付 | 2015年11月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月19日、食品中のピーナッツに関するアレルゲン表示は励行されているとの調査結果を公表した(2015年11月19日付けBfR情報提供 No.35/2015)。概要は以下のとおり。 BfRは、市販製品に関するこれまでで最大規模の調査研究において、食品検体中の微量(traces)のピーナッツについて検査した。 BfRは、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)との共同調査研究において、表示が食品検体の内容と合致しているかを調査した。 ピーナッツを含むとの注意表示のなかった全633検体のうち、ピーナッツを含んでいたのは僅か2検体で、検体の食物アレルゲン検査陽性率は0.3%に留まった。 逆に、微量のピーナッツが含まれる可能性を示す注意表示のある266検体のうち、実際に1%超の検出可能レベルでピーナッツが含まれていたのは2.6%しかなかった。 BfR長官は、「食品の成分表や注意表示を丁寧に読む消費者は、不注意による食物アレルゲンの摂取をほぼ確実に避けることが可能である。しかし、アレルギー反応は個人で異なり、摂取量にもよることから、消費者の絶対的な安全性が保証されているという意味ではない」と述べた。 この調査結果は、Journal of Food Composition and Analysisの2015年12月号で公表された。 注目点は以下のとおりである。 ・フランスで市販される食品から899検体を収集し、微量のピーナッツに関して検査した。 ・側方流動アッセイ、PCR法及びELISA法からなるカスケード方式が用いられた。 ・ビーナッツの信頼検出限界値は、2ppm(2mg/kg)まで下げることが可能であった。 ・2ppm~20ppmの範囲で実際に微量のピーナッツを含んでいた検体は、僅か1%であった。 ・ピーナッツ含有検査が陰性であった検体の99.7%は、適切に表示が行われていた。 この論文「食物アレルギーを有する消費者により摂取される、包装済み食品中の微量のピーナツ:MIREBEL(食物アレルゲンのリスク及び費用/便益についての分析に関する統合的な枠組み)によるプロジェクトの結果」(Jutta Zagonaら、Journal of Food Composition and Anyalysis、Volume44、2015年12月号、196~204ページ)の抄録は、以下のURLから入手可能。 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0889157515001726 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2015/35/peanuts_as_allergens_in_food__usually_labelled-195743.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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