食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04380300160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、2年目となる市販鶏肉のカンピロバクターに関する調査の第1四半期の結果を公表 |
資料日付 | 2015年11月19日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は11月19日、2年目となる市販鶏肉のカンピロバクターに関する調査の第1四半期の結果を公表した。概要は以下のとおり。 1.2015年7月~9月で、汚染度が最も大きい区分(訳注:1 ,000cfu(コロニー形成単位)/g超)の鶏肉の割合は、前年同時期と比べ減少した。この最も汚染度の大きい区分の鶏肉を市販鶏肉の7%以内に抑えることは、現在、産業界で合意されている目標の中心である。調査結果は、この汚染区分にある鶏肉の割合の低減により、公衆衛生への最大の好影響がもたらされることを示している。 2.今回の調査では、鶏肉検体の76%からカンピロバクターが検出された(前年同時期の83%から低減)。最も汚染度の大きい区分は15%であった(同22%から低減)。 包装検体の6%からカンピロバクターが検出され、0.3%が最も汚染度の大きい区分であった。 3.今回は、英国産生鮮冷凍丸鶏及び包装の1 ,032検体について検査を行った。鶏肉は、英国の大手小売り店及び小規模個人商店・精肉店から購入した。カンピロバクターは、英国における食中毒の原因としては最も数が多く、毎年28万人の患者が発生していると推定される。 4.小売事業者別の結果 ・Aldi:検体数99、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)76.8(95%信頼区間(CI):67.2~84.7)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)9.1(同4.2~16.6)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)3.0(同0.6~8.6)。 ・Asda:検体数102、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)76.5(95%CI:67.3~84.5)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)23.5(同15.7~33.0)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)8.8(同4.1~16.1)。 ・Co-op:検体数106、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)72.6(95%CI:62.8~80.7)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)4.7(同1.5~10.7)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)4.7(同1.5~10.7)。 ・Lidi:検体数101、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)65.3(95%CI:56.0~75.1)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)11.9(同6.3~19.8)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)7.9(同3.5~15.0)。 ・M&S:検体数104、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)82.7(95%CI:70.4~89.4)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)18.3(同11.4~27.1)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)1.0(同0.0~5.2)。 Morrisons:検体数109、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)86.2(95%CI:78.3~92.1)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)25.7(同17.8~34.9)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)14.7(同8.6~22.7)。 Sainsbury’s:検体数108、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)80.4(95%CI:71.8~87.5)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)17.8(同11.0~26.3)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)5.6(同2.1~11.7)。 ・Tesco:検体数110、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)76.4(95%CI:67.3~83.9)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)10.0(同5.1~17.2)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)1.8(同0.2~6.4)。 ・Waitrose:検体数98、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)59.2(95%CI:48.6~68.5)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)4.1(同1.1~10.1)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)9.2(同4.3~16.7)。 ・その他(小規模スーパーマーケット、コンビニエンスストア、個人商店、精肉店):検体数95、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)71.6(95%CI:62.0~80.8)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)18.0(同10.5~26.3)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)9.6(同4.2~15.9)。 ・合計:検体数1 ,032、皮検体のカンピロバクター陽性率(%)76.3(95%CI:73.3~79.2)、皮検体のカンピロバクター1 ,000cfu/g超率(%)14.9(同12.5~17.4)、包装検体のカンピロバクター陽性率(%)6.4(同4.9~8.0)。 5.スコットランド食品基準局(FSS)もこの調査結果を取り上げた。FSSによる調査結果では、スコットランドにおけるカンピロバクター汚染の60%~80%が鶏肉由来である。 FSSの情報は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.scot/news/uk-campylobacter-survey-shows-signs-progress-industry |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14701/campylobacter-survey |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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