食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04380030301 |
| タイトル | 論文紹介:「前立腺がん細胞及び培養液モデルにおける、間質腫瘍微小環境の無機ヒ素に関連した変化」 |
| 資料日付 | 2015年11月20日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | Environmental Health Perspectives(2015年11月20日電子版)に掲載された論文「前立腺がん細胞及び培養液モデルにおける、間質腫瘍微小環境の無機ヒ素に関連した変化(Inorganic Arsenic Related Changes in the Stromal Tumor Microenvironment in a Prostate Cancer Cell?Conditioned Media Model)、著者J.J.Shearer (Department of Pharmacology and Toxicology , University of Texas Medical Branch , 米国)ら」の概要は以下のとおり。 背景:腫瘍の微小環境は、細胞の増殖及び腫瘍発生の異常な変化を可能にする、間質及び上皮のパラクリンシグナリング(paracrine signaling)を介してがんの進展に重要な役割を演じている。また、無機ヒ素(iAs)といった環境中の毒性物質へのばく露は、前立腺がんの進展に関与しているとされてきた。 目的:腫瘍の微小環境における間質のシグナルに関してのiAsばく露の役割は、ほとんど調べられていない。今回の研究の目的は、前立腺がんの微小環境の脂肪由来間葉系幹細胞及び間質細胞(adipose-derived mesenchymal stem/stromal cells:ASC)の細胞集団の比率を高めることにより、iAsで誘発された間質のシグナル変化の分子メカニズムを明らかにすることである。 結果:iAsばく露の1週間後に集めたASCの培養液(conditioned media)は、iAsばく露していないASCの培養液と比べ、前立腺がん細胞の生存率が増加した。サイトカインアレイ分析では、iAsばく露に関連したサイトカインシグナルの変化を示唆した。それに続くプロテオミクス分析では、iAsによるヘムオキシゲナーゼ1(HMOX1)、トロンボスポンジン1(THBS1)及びトランスフォーミング増殖因子β(TGFβ)シグナル経路の濃度に依存した変化を示唆した。これら結果は、iAsばく露の後にASC中の濃度に依存したHMOX1遺伝子発現の増加及びTHBS1遺伝子発現の減少を裏付ける、定量リアルタイムPCR法及びウエスタンブロット法で確認した。続いて、TGFβ経路レポーターコンストラクトを使用して、iAsばく露の後のASC中の間質のTGFβシグナルの減少を確認した。 結論:今回の結果は、特にiAsへのばく露後に、間質介在のTGFβシグナルの減衰(attenuation)といった、濃度に依存した間質シグナルの変化を示唆する。今回の結果は、iAsが、報告されていない以前の間質に基づく(stromal-based)メカニズムで前立腺がん細胞の生存率を高める可能性を示す。これらの知見は、間質が、将来治療に関与する可能性のある腫瘍の進展において、iAsの影響を調節する(mediate)可能性のあることを示す。 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | その他 |
| 情報源(報道) | Environmental Health Perspectives |
| URL | http://ehp.niehs.nih.gov/15-10090/ |
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