食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04370530343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、欧州の抗生物質適正使用啓発の日にちなんで、フランスにおける抗生物質の摂取と薬剤耐性の状況を発表
資料日付 2015年11月17日
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概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は11月17日、欧州の抗生物質適正使用啓発の日にちなんでフランスにおける抗生物質の摂取と薬剤耐性の状況を発表した。
 11月18日の欧州の抗生物質適正使用啓発の日にInVSとフランス医薬保健製品安全庁(ANSM)は抗生物質の有効性を維持するために抗生物質をより適切に使用することが必要であると喚起する。そして昨年に引き続きフランスにおける10年間(2004年~2014年)の抗生物質の使用と薬剤耐性のデータの総括を、また今回初めて抗生物質の副作用に関するファーマコビジランスデータを発表する。これらの結果から、抗生物質をより適切に使用するために薬剤処方者、患者、行政当局の継続的で明確な取り組みが必要であると考えられる。
 2014年の抗生物質の摂取量はわずかに減少したが、10年間の傾向は憂慮するべきである。最終手段の抗生物質であるカルバペネムの使用は2013年に比べ2014年は増加した。アモキシシリン/クラブラン酸による治療も増加していて、薬剤耐性を引き起こすことから憂慮すべきである。
 都市における肺炎球菌、医療施設における黄色ブドウ球菌については、10年以上前からほぼ常に耐性が減少しているが、腸内細菌については監視の強化が引き続き必要である。この菌属は、医療施設と同様に都市においても最も頻繁に発生する感染症である尿路感染の要因である大腸菌のような腸内に主に存在する多数の細菌を含む。これらの細菌において、基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生腸内細菌株の増加と、カルバペネマーゼ産生腸内細菌の発生を特に憂慮するべきである。
 フランスにおける抗生物質の摂取と薬剤耐性に関する報告書(フランス語、16ページ)のURLは下記のとおり。
http://www.invs.sante.fr/content/download/118791/417845/version/1/file/plaquette_consommation_antibiotiques_resistance_antibiotiques_france_necessite_mobilisation_determinee_durable.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/Espace-presse/Communiques-de-presse/2015/Journee-europeenne-d-information-sur-les-antibiotiques-etat-des-lieux-de-la-consommation-et-de-la-resistance-aux-antibiotiques-en-France
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