食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04360410161 |
| タイトル | 英国国民保健サービス(NHS)、加工肉と発がんリスクに関する世界保健機関(WHO)による報告書についてFAQを公表 |
| 資料日付 | 2015年10月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国国民保健サービス(NHS)は10月27日、加工肉と発がんリスクに関する世界保健機関(WHO)による報告書についてFAQを公表した。概要は以下のとおり。 Q1:この問題の概要は? A1:「WHOによれば、加工肉は、主要な発がん原因として喫煙と同列である」とThe Daily Telegraphが報じた。加工肉が分類されたグループ1には、タバコ、アルコール及びアスベストが含まれる。 WHOの国際がん研究機関(IARC)は、レッドミート及び加工肉の摂取とがんとの関連性を評価した報告書を公表した。IARCからは、Q&Aも公表されている。 Q2:この報告書に対するメディアの反応は? A2:英国のメディアの報道内容は様々であった。一部は、加工肉が発がん性リスクのグル―プ1に分類されたことで、加工肉は同カテゴリーに含まれる他の物質と同様に危険であると推測する落とし穴に落ちた。その結果、The Daily Expressの見出しは、「加工肉は喫煙と同様に有害である」となった。もちろん、これは誤りである。 ベーコンサンドイッチ1個は、兵器用プルトニウムへのばく露ほど危険ではない。また、1日に20本のタバコの喫煙は、ハムロールサンド1個よりも健康上はるかに危険である。 The Daily Mail及びThe Guardianは、加工肉の摂取によるリスクの本質を伝えようと、努力はしていた。両紙とも、それぞれのウェブサイトを通じて、英国がん研究所(Cancer Research UK:CRUK)が作成した極めて有用なインフォグラフィックを提供するリンクを貼った。 当該インフォグラフィックが示す主要統計によれば、もし全ての人が喫煙を止めれば、英国ではがん患者が年間64 ,500人減少するであろう。また、全ての人が加工肉の摂取を止めれば、8 ,800人のがん患者が減少するであろう。 Q3:IARCの助言は、何を根拠としているのか? A3:赤身肉及び加工肉とがんの関連性が話題になるのは、新しいことではない。また、腸がんはこれらの食品摂取により多く発生すると示唆する研究エビデンスは多い。CRUKによれば、腸がんの21%及び全てのがんの3%は、レッドミートが原因である。 WHOの作業部会は、レッドミートの摂取とがんとの関連性について、国、民族及び食事の分野にわたり行われた800件以上の観察研究に関して評価を行った。 Q4:どんなリスクか? A4:大腸がんと加工肉との関連性は、18のコホート研究のうち12研究で、また、食肉を調べた9件のケースコントロール研究のうち6件で示された。 作業部会は、コホート研究10件の結果を集めたレビューを評価した結果、レッドミートの摂取量が1日当たり100g増加すれば、大腸がんリスクは17%増大し(95%信頼区間:1.05~1.31)、加工肉の摂取量が1日当たり50g増加すれば、リスクは18%増大(同1.10~1.28)することが明らかになった。 レッドミートの摂取と膵臓がん及び前立腺がんリスクとの関連性や、加工肉の摂取と胃がんとの関連性についての入手可能なデータもあった。 これらの結果から、WHOの作業部会は、大腸がんとの結びつき及び胃がんとの関連性を導き出すに十分なエビデンスに基づき、加工肉を「ヒトに対して発がん性がある」に分類した。 Q5:どのくらいの量のレッドミートなら、摂取しても安全か? A5:英国保健省(DH)は、現在一日に90g超(加熱調理済み後の重量)を摂取している人ならば、70gまで低減するよう助言している。90gは、牛肉、ラム肉または豚肉の薄切り3枚ほどである(1枚分は、スライスしたパンの約半分の大きさ)。普通の英国ソーセージ2本及び薄切りベーコン2枚を含む、典型的な英国の朝食は、130gに相当する。 WHOによる「レッドミート及び加工肉の摂取と発がん性に関するQ&A」(5ページ)7は、以下のURLから入手可能。 http://www.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/pdf/Monographs-Q%26A_Vol114.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | その他 |
| 情報源(報道) | 英国国民保健サービス(NHS) |
| URL | http://www.nhs.uk/news/2015/10October/Pages/Processed-meat-causes-cancer-warns-official-report.aspx |
利用上の注意事項
本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。1 情報の収集・要約・翻訳について
(1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。(2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
(3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
(4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
(5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。
2 掲載情報と食品安全委員会の立場について
(1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。(2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
(3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
(4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。
3 利用者の責務
(1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。(2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
(3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。
