食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04360380294
タイトル 国際がん研究機関(IARC)、レッドミート及び加工肉には発がん性があると発表
資料日付 2015年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は10月26日、レッドミート及び加工肉の摂取に係る研究論文(モノグラフ)を発表した。概要は以下のとおり。
 IARCはレッドミート及び加工肉の摂取による発がん性について評価(evaluate)した。
1. レッドミート
 IARCモノグラフ計画により招集された10か国22人の専門家からなる作業部会は、これまでの科学文献を精査した結果、レッドミートの摂取を「ヒトに対しておそらく発がん性がある」(グループ2A)と分類した。レッドミートの摂取による発がん性の証拠は限られていること、また発がん作用を裏づける機序的証拠が強固なことが根拠となっている。
この相関関係は主に大腸がんで観察されたが、膵臓がん及び前立腺がんでも見られた。
2. 加工肉
 加工肉は、大腸がんを生じさせることを示す十分な証拠があることから、「ヒトに対して発がん性がある」(グループ1)と分類された。
3. 食肉の摂取とその影響
 食肉の摂取量は国によって大きなばらつきがあり、レッドミートを摂取する国民の比率は0%~100%で、加工食品では比率が全般にやや下がる。専門家らは、加工肉を毎日50g摂取すると、大腸がんのリスクが18%高まるとの結論に達した。「加工肉の摂取で個人が大腸がんを発病するリスクは小さいものの、摂取量が増えればリスクもそれだけ高まる。加工肉の消費者が多いという観点からすれば、発がん率に与える世界的影響は公衆衛生上の重大関心事になる」とモノグラフ計画の座長は述べている。
 IARC作業部会は、様々な食習慣を持つ国・集団におけるレッドミート/加工肉の摂取と数十種のがんとの相関関係を研究した800点以上の文献を精査した。最も影響力のあった証拠は、過去20年にわたり実施された大規模前向きコホート研究だった。
4. 公衆衛生
 IARC局長は「今回の調査結果は、食肉の摂取を制限するようにとの、現行公衆衛生勧告を支持するものだ。同時にレッドミートには栄養があることも事実だ。したがって各国政府及び国際規制機関は、この結果を参考に、レッドミート/加工肉摂取のリスクと利点のバランスを取ることを目的としてリスク評価を実施し、考え得る最善の食事提言を行うことができよう」と述べた。
5. 報道関係者への注記
 レッドミートとは牛・仔牛肉、豚肉、子羊・羊肉、馬肉、山羊肉等、全ての哺乳動物の筋肉食肉をいう。加工肉とは塩蔵、塩漬(curing)、発酵、くん製その他の工程を経て、風味や保存性を増した食肉をいう。大半は豚肉や牛肉だが、それ以外のレッドミート、家きん肉、内臓のほか、血液のような副生物もある。加工肉の例としてホットドッグ(フランクフルト)、ハム、ソーセージ、コンビーフ、切り干し肉(biltong)、ビーフジャーキー、缶詰肉、肉ベースの調整品・ソース等がある。
 評価書の要約書は、以下の電子版The Lancet Oncology誌から入手できる。また詳細な評価書は、IARC Monographs第114巻として発刊される予定。
http://dx.doi.org/10.1016/S1470-2045%2815%2900444-
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2015/pdfs/pr240_E.pdf

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