食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04311390149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、新興リスク情報交換連絡会の2014年次報告書を公表(2/2) |
| 資料日付 | 2015年7月9日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月9日、新興リスク情報交換連絡会の2014年次報告書(2015年6月26日承認、24ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 2. ERENで議論された潜在的な新興事案10件 (1) イタリアにおけるアサリ中のオカダ酸群 (EU加盟国が特定し、ERENが新興事案とみなした) (2) 加熱生成される食品汚染物質 (EFSAが特定) (3) ザクロ果汁の代用品 (EU加盟国が特定) (4) 他の動物種の食肉を混入させた子羊肉料理 (EU加盟国が特定) (5) 新型のフレボウイルス属 (EU加盟国が特定) (6) イタリア南部におけるハチノスムクゲケシキスイ(Aethina tumida、訳注:ハチの産物の匂いに惹きつけられるカブトムシ)の検出 (EU加盟国が特定) (7) フードチェーンにおける新興リスクとしてのクレンブテロール(訳注:動物用医薬品) (EU加盟国が特定) (8) 腸壁に対する食品用乳化剤の長期影響 (EU加盟国が特定) 最近、界面活性乳化剤の摂取と腸透過性の増加によるアレルギー性疾患、炎症性疾患及び自己免疫性疾患の発症との因果関係を示す科学的研究が増えている(Csaki , 2011; Mine , 2003; Roberts , 2010; Roberts , 2013)。腸壁機能の低下に関連した疾患の発生率は、先進国において過去50年間にわたり増加している(Csaki , 2011; Roberts , 2013)。 乳化剤の食品添加物は、ベーカリー製品のような最も頻繁に食されている食品においても集中的に使用されており、世界規模における食品用界面活性剤の生産は年3%の割合で増加している(Hasenhuettl , 2008)。 結論として、このような乳化剤の食品添加物の広範な使用及びその結果としての腸透過性の増加は、多くの疾患の発病において一定の役割を果たす可能性がある。この新しい知見により、食品添加物の再評価プロセスにおいて食品への効果的吸収促進剤(即ち、合成界面活性物質の添加物類)の大規模使用についてよく検討することが必要になっている。従って、合成界面活性物質の食品添加物の使用が引き起こすリスクを評価するため、全ての認可済み乳化剤の一つずつに関する新しい実験データが参考になると思われる。ERENは、これを新興事案とみなした。 (9) サプリメントに使用されているビタミン類及びミネラル類以外の有効成分 (EU加盟国が特定し、ERENが新興事案とみなした) (10) 長鎖ポリフルオロアルキル化合物類及びパーフルオロアルキル化合物類(PFASs)から新しい代替フッ素化合物類への移行に伴う潜在的な事案 (EU加盟国が特定) 「ポリフルオロアルキル化合物類及びパーフルオロアルキル化合物類(PFASs)に関するヘルシンゲル声明」という論文において、著者らは、長鎖ポリフルオロアルキル化合物類及びパーフルオロアルキル化合物類(PFASs)から新しい代替フッ素化合物類への移行に伴う潜在的な問題を論じている(Scheringer et al. , 2014)。長鎖PFASsは、環境中に蓄積することが判明しており、生体内に蓄積した場合には毒性を有するPFASsもあると考えられている。パーフルオロオクタンスルホン酸(Perfluorooctane sulfonic acid: PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(perfluorooctanoic acid: PFOA)は、重要な変換生成物でもあり、最もよく知られているPFASsである。 PFOS及びPFOAの現行の耐容一日摂取量(TDIs)は、肝毒性影響の立証に基づいているが、パーフルオロ化合物類(PFCs)の免疫毒性がいくつかの動物実験で立証されている(DeWitt et al. , 2012)。1件の研究例では、PFOS及びPFOAの血中濃度が小児における免疫応答の低下と相関していることが示された。この研究結果は、現在のベンチマーク用量のレベルをPFOAについては現行のBMDL10値(※1)の23mg/Lから1μg/Lに、また、PFOSについては現行のBMDL10値の35mg/Lから1μg/Lに、それぞれ引き下げることが望ましいことを示している(Grandjean and Budtz-Jorgensen , 2013)。 米国においては米国環境保護庁(EPA)が最近、飲料水中のPFOA及びPFOSの許容限度値をそれぞれ400ng/L及び200ng/Lと設定し、健康影響に基づく暫定的な勧告の指針を改訂している(DeWitt et al. , 2012)。 ERENは、環境を経由した追加のばく露経路及び生体蓄積の可能性に関する追加知見を考慮に入れ、長鎖ポリフルオロアルキル化合物類及びPFASsから新しい代替フッ素化合物類への移行に伴う潜在的な事案を新興事案とみなした。4種のパーフルオロ化合物について食品経由及び環境経由のばく露経路を考慮に入れ、どのパーフルオロ化合物の蓄積ばく露評価が必要であるかを評価する研究がEU加盟1か国において現在継続中である。 (訳注) ※1:実験動物の暴露群において影響を示す動物の数を対照群と比較して 10%増加させるベンチマーク用量の 95%信頼区間の下限値。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/839e.pdf |
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