食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04300080149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての酸化ポリエチレンワックス(E914)の再評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2015年7月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月2日、食品添加物としての酸化ポリエチレンワックス(oxidised polyethylene wax: OPEW)(E914)の再評価に関する科学的意見書(2015年6月11日採択、23ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物としてのOPEW(E914)の安全性を再評価する科学的意見を出した。E914は、一部の果実類の表面処理用にのみ、使用濃度を必要量(quantum satis)として認可されている。食品科学委員会(SCF)は、OPEWの食品添加物として用途及び食品接触材料中の添加物としての用途を評価したが、(訳注:食品添加物としての)許容一日摂取量(ADI)を設定することはできなかった。「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、食品接触材料としてのOPEWを評価し、耐容一日摂取量(TDI)を1mg/kg体重/日と設定した。 2. OPEW(酸化した長鎖脂肪酸類(long-chain acids)、アルコール類及び低エポキシ化及び低過酸化したエステル類)は、食品基質中において安定であるとANSパネルは考えた。様々なラット90日間試験及び1件のイヌ90日間試験では、蓄積の証拠は報告されなかった。1件のラット試験の最高用量において、その他の異常を伴わずに、血清中グルコース(glucose)濃度及び血清中アルカリホスファターゼ(alkaline phosphatase)濃度の統計学的に有意な上昇並びに脂肪肝が認められた。最小の無毒性量(NOAEL)は、800mg/kg体重/日と考えられた。OPEWに遺伝毒性はない。 3. ANSパネルは、(1)慢性毒性及び発がん性試験が不足していること、(2)生殖毒性試験の限界、(3)重要な90日間試験が利用可能でないことにより、全体的な毒性データベースは、ADIを算定するには不十分であると考えた。全ての年齢層の人口集団にわたるOPEWの平均摂取群の推定摂取量は0.001~0.03mg/kg体重/日の範囲であり、高摂取群の推定摂取量は0.03~0.18mg/kg体重/日の範囲であった。800mg/kg体重/日のNOAELを考慮に入れ、最高摂取レベルの0.18mg/kg体重/日で算出した安全マージン(margin of safety: MoS)は4 ,400であった。 4. ANSパネルは、(1) E914の報告された最大使用濃度に起因する推定ばく露量には十分なMoSがあり、(2) E914には、データベースに限界があるものの、現在認可されている用途で報告された最大使用濃度において安全性の懸念はない、と結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4145.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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