食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04290990149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中及び飼料中のクロラムフェニコールに関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年11月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月26日、食品中及び飼料中のクロラムフェニコール(chloramphenicol)に関する科学的意見書(2014年11月5日採択、145ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. クロラムフェニコールは、欧州連合(EU)域内において食料生産動物への使用が認可されていない抗生物質である。しかし、クロラムフェニコールは土壌菌から産生されるため、植物の体内に存在する可能性がある。欧州委員会(EC)は、(1)食品及び飼料中のクロラムフェニコールの存在に関連したヒトの健康及び動物衛生に対するリスク、(2)クロラムフェニコールに対する規制のための参照基準(reference point for action: RPA)(※1)の0.3μg/kgが公衆衛生及び動物衛生の保護に十分であるかどうか、について科学的意見をEFSAに求めた。
2. 各EU加盟国の残留物モニタリング計画の結果及び食品・飼料早期警戒システム(RASFF)から抽出された食品中におけるクロラムフェニコールの存在量に関するデータは限られているため、ヒトの食事経由ばく露量について信頼性のある評価を行うことはできなかった。その代わりとして、すべての動物由来食品、酵素調製物の含有食品及び自然に汚染された可能性がある食品の中にクロラムフェニコールが0.3μg/kgの濃度で存在するというシナリオで、ヒトの食事経由ばく露量が算出された。
3. このワーストケースシナリオによる食事経由の慢性ばく露量の平均値は、それぞれ幼児(訳注:1歳以上3歳未満)で11~17ng/kg体重/日、 成人(訳注:18歳以上65歳未満)で2.2~4.0ng/kg体重/日であった。飼料を経由して考えられる家畜のクロラムフェニコールに対するばく露量は、1μg/kg 体重/日未満と推定された。クロラムフェニコールは、ヒトにおける再生不良性貧血の発症に関与し、動物における生殖毒性/肝毒性の影響を引き起こす。
4. これらの影響についてのばく露マージン(MOEs)(※2)は2.7 × 10の5乗以上と算出され、「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、0.3μg/kg以下の濃度のクロラムフェニコールによって汚染された食品へのばく露が再生不良性貧血又は生殖毒性/肝毒性の影響についての健康懸念である可能性は低いと結論づけた。クロラムフェニコールは遺伝毒性を示しているが、データの欠如により、発がんリスクを評価することはできない。CONTAMパネルは、動物由来産物中の残留物から算出した現行のRPAは、飼料に適用された場合において、動物衛生及び公衆衛生を十分に保護するものであると結論づけた。
(訳注)
※1:RPAを超えた全ての動物由来食品は、法令違反とみなされ、フードチェーンから排除(破棄、返送、回収)されると委員会決定2005/34/ECで規定されている。
※2:毒性試験等で得られた無毒性量(NOAEL)、最小毒性量(LOAEL)、BMDL値などのハザードの毒性に関する評価値を、実際のヒトのばく露量(摂取量)あるいは推定摂取量で割った値。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3907.pdf

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