食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04290240208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、豚肉中のクマテトラリル(coumatetralyl)とワルファリン(warfarin)の最大残留基準値(MRL)の設定に向けて作業中である旨を公表
資料日付 2015年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は6月30日、2種の殺鼠剤(クマテトラリル(coumatetralyl)とワルファリン(warfarin))の豚肉中の暫定最大残留基準値(MRL)を食品基準コードに導入する提案に関して作業中である旨を公表した。概要は以下のとおり。
1.なぜ提案されたか?
 オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)の暫定基準と食品基準コードを揃える為に準備された。
 APVMAの基準は、一部の検査でブタ肝臓に極めて少量のクマテトラリルとワルファリンが認められた為に、豪州連邦農業省の要請に応じて設定された。農業省の検査において、筋肉組織中に残留物は認められなかった。
2.豚肉は食べても安全?
 安全である。一部のブタ肝臓から極めて少量の残留化学物質が検出されたが、濃度は極めて低く、FSANZのリスク評価によれば公衆衛生や安全性へのリスクは極めて低い。
3.なぜMRLを設定するのか?
 豪州では、食品基準コード中に既定の化学物質/製品の組み合わせに対するMRLがない場合、地方当局によりゼロトレランスアプローチが施行される。すなわち、食品基準コード中にMRLが設定されていない食品中に農薬・動物用医薬品がごく少量残留している場合、厳密に言えばコード違反となり、安全性に問題がなくとも販売すると違法となる。MRLを導入することで、低濃度の残留物質を意図せずに含有する一部の豚肉を、豪州内で合法的に販売することができる。
4.なぜクマテトラリルとワルファリンがブタに含まれるのか?
 なぜ肝臓中に残留していたのか、農場での使用状況について執行機関が現在調査中である。
5.どうやってFSANZは提案されたMRLが安全だとわかる?
 FSANZは、入手可能な最良の科学的データ及び国際的に認められたリスク評価方法を用いて、食事からのばく露評価を実施した。その評価に、提案されている基準値が公衆衛生や安全上の懸念とならないことが示されている。
6.これらのMRLは恒久的に適用される?
 恒久的なものではない。APVMAが来年MRLを見直す予定である。
7.MRLとは
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/Pages/Proposal-to-include-maximum-residue-levels-for-rodenticides.aspx
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。