食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04290040301
タイトル 総説紹介:「出生前及び若年期のヒ素のばく露と関連する潜在的疾病リスク(latent disease risk)の基礎となるメカニズム:最近の研究傾向及び科学的ギャップ」
資料日付 2015年6月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(6月26日電子版)に掲載された総説「出生前及び若年期のヒ素のばく露と関連する潜在的疾病リスク(latent disease risk)の基礎となるメカニズム:最近の研究傾向及び科学的ギャップ(Mechanisms Underlying Latent Disease Risk Associated with Early-Life Arsenic Exposure: Current Research Trends and Scientific Gaps)、著者K.A. Bailey (Department of Environmental Sciences and Engineering
, UNC Gillings School of Global Public Health
, USA)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:世界中の多くの人々、特に農村及び開発途上の地域に住んでいる人々は、飲用水中の有害なレベルの無機ヒ素にばく露している。重要な発育期間中の無機ヒ素のばく露は、成人してから明らかになるものも含め、有害な健康影響に関連している。これら潜在的疾病の発症に至る、特に発がんに関連する、出生前及び若年期のヒ素のばく露と関連する分子レベルのメカニズムの特定にはかなりの関心がある。
 目的:今回の研究では、出生前及び若年期の無機ヒ素のばく露に関連した、成人してから増加するがん発症のリスクの基礎となる分子レベルのメカニズムに関する研究を取りまとめた。
 考察:遺伝子発現の機能的変化をもたらすエピジェネティックな再プログラミング(reprogramming)、がん幹細胞の発生及び免疫調節 (immunomodulation)は、潜在的発がん性を導く(elicit) 出生前及び若年期の無機ヒ素のばく露の妥当な基礎となるメカニズムである。
 結論:出生前及び若年期の無機ヒ素のばく露と後年(later in life)のがんの発症の関連する科学的知見が増加している。将来の研究は、メカニズムの仮説に取り組んだ動物での研究並びに出生前及び若年期のばく露、分子レベルの変化及び潜在的疾病の結果を統合したヒトの集団での研究を含むことが望ましい。
 この総説の引用文献数は82編。(1)出生前及び若年期の無機ヒ素のばく露:動物モデル及びヒトの集団におけるがん発症の科学的知見、(2)出生前及び若年期のヒ素のばく露と関連する潜在的発がん作用の基礎をなす分子レベルのメカニズム:(ⅰ)エピジェネティックな再プログラミング及び遺伝子発現の変化、(ⅱ)がん幹細胞、(ⅲ)免疫調節作用の各項目に分け解説している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives(6月26日電子版)
URL http://ehp.niehs.nih.gov/1409360/
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