食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04280610149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、尿中のデオキシニバレノール(DON)バイオマーカー研究に関する、外部機関による科学レポートを公表 |
資料日付 | 2015年6月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月9日、尿中のデオキシニバレノール(DON)バイオマーカー研究に関する、外部機関による科学レポートを公表した。概要は以下のとおり。 このレポートは、イタリアの高等保健研究所(ISS)、サクロ・クォーレ・カトリック大学Aostino Gemelli病院、英国のリーズ大学、ノルウェー衛生研究所(NIPH)、ノルウェー獣医学研究所(NIVI)及び英国のハル王立病院の研究者によって作成された。 この研究では、イタリア、ノルウェー及び英国における種々の集団(子ども、青少年、成人、高齢者、ベジタリアン、妊婦)から採取したヒトの尿検体中の、総DON及びデエポキシ デオキシニバレノール(de-epoxy deoxynivalenol、DOM-1)の濃度に関するデータを提供する狙いで行われた。 連続した2日間に、ボランティア被験者635人の早朝尿検体が採取され、採取日ごとの食事摂取内容が記録された。 DONは、ノルウェー、英国、イタリアにおいて、それぞれ検体の99%、93%及び76%から検出された。 総DON濃度の中央値は、イタリア及びノルウェーの集団間では類似していたが、英国における検体採取集団では約3倍高かった。 ノルウェー及び英国では、子どもにおけるDONの濃度は、成人と比べておよそ2.5倍高かった。 DOM-1に関しては、ノルウェーで尿検体の12%、イタリアで尿検体の1.5%が陽性であったが、英国では、いずれの尿検体からもDOM-1は検出されなかった。この差異は、分析を行った地域で用いた方法の定量限界(LoQ)に違いがあったことによるものであろう。 食事摂取とDON濃度との関連性については、順序ロジスティック回帰分析モデル(ordered logistic regression models)による評価が行われた。 イタリアでは、パスタ及びパスタ様食品の摂取が、2日間のクレアチニン補正後の総DON濃度が高めになったことに関して有意な関連性を示した。ノルウェーでは、一日目に朝食用シリアル及びスナック類を摂取し、二日目にパン及びパン様食品を摂取したことが、クレアチニン補正後の総DON濃度が高めであったことに有意に関連していた。英国では、一日目にビスケットを摂取したことが、高めのDON濃度に有意に関連していた。 尿中のDONの高発生率は、イタリア、ノルウェー及び英国の穀類由来食品中に恒常的にDONが存在することを裏付けるものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/818e.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。