食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04280500470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、韓国におけるMERS-CoVに関する緊急リスク評価書を更新
資料日付 2015年6月11日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は6月11日、韓国におけるMERS-CoVに関する緊急リスク評価書を更新した(11ページ)。
1.韓国における中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の集団感染は継続しており、5月20日の発端症例の診断以降6月10日までに107人の確定症例及び9人の死亡者が報告されている。アラビア半島以外で起きたMERS-CoVの最大級の集団感染ではあるが、サウジアラビアの病院での院内感染拡大時に観察された感染形態をたどっており、よって予想できなかったことではなかった。
 ECDCの最新の評価書では、現在のMERS-CoV集団感染が欧州連合(EU)に及ぼすリスクは依然として低いと結論付けている。MERS-CoVへの迅速な考慮、医療機関の感染防止措置の厳守、並びに中東及び韓国への旅行者にMERS-CoVへの注意を喚起することが重要である。
2.韓国への旅行のリスクについては、現在までのところ、集団感染によって韓国への旅行者や訪問者に感染リスクが高くなったとは示されていない。しかし、中東又は韓国への旅行者は、医療機関などにはMERS-CoVが存在しているかもしれないことに注意をすべきである。中東又は韓国の医療機関を訪問した旅行者が帰国後14日以内に呼吸器症状を発症した場合は、渡航歴を明示して受診しなくてはならない。
3.韓国における発端症例には、アラビア半島でラクダや医療機関へのばく露歴がなかったことが大きな懸念である。別の未知の感染の連鎖が進行していないことを確認するためにも、感染源の決定のために継続的かつ積極的な活動が求められる。世界保健機関(WHO)は、現在のところウイルスが以前の性状から差異が生じたようなことを示すものはなく、市中においてヒトからヒトへ持続的な感染を示すものはない、と述べている。
 6月11日付け当該リスク評価書は以下のURLから入手可能。
http://ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/middle-east-respiratory-syndrome-coronavirus-rapid-risk-assessment-11-June-2015.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?ID=1237&List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&Source=http%3A%2F%2Fecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx
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