食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04270090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価220改訂3(FGE.220Rev3):α ,β-不飽和3(2H)-フラノン類の遺伝毒性の可能性の考察に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年5月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月28日、香料グループ評価220改訂3(FGE.220Rev3):香料グループ評価19(FGE.19)の化学サブグループ4.4のα
,β-不飽和3(2H)-フラノン類の遺伝毒性の可能性の考察に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、香料グループ評価220(FGE.220)において香料グループ評価19の化学サブグループ4.4の10種類の香料物質の遺伝毒性の可能性を評価するよう要請された。
 香料グループ評価220の10種類の香料物質は、更に2つのサブグループに分類し、香料物質(FL-no: 13.089
, 13.117
, 13.119
, 13.157及び13.175)は4.4a、香料物質(FL-no: 13.010
, 13.084
, 13.085
, 13.099及び13.176)は4.4bとした。CEFパネルは、両方のサブグループとも、利用可能なデータに基づき、遺伝毒性に関する懸念を取り除けないと結論づけ、追加の遺伝毒性のデータを要請した。
 CEFパネルは、香料グループ評価220の改訂1において、サブグループ4.4bについて、遺伝毒性の懸念はないと結論付けた。CEFパネルは、香料グループ評価220の改訂2において、サブグループ4.4aを代表する2つの香料物質である2
,5-ジメチルフラン-3(2H)-オン(FL-no:13.119)及び4-アセチル-2
,5-ジメチルフラン-3(2H)-オン(FL-no:13.175)の遺伝毒性試験を評価した。CEFパネルは、提出されたデータに基づき、FL-no:13.119について、遺伝毒性に関する懸念はないと結論付けた。FL-no:13.175については、遺伝毒性の懸念は除外できず、従って、CEFパネルは、S9mix(訳注:S9と補助因子の混合液)の存在下で提出された小核試験を繰り返す又は肝臓の分析を含め、in vivoの小核試験及びコメットアッセイでの組み合わせ試験を要請した。香料業界は、CEFパネルによりFL-no:13.175についての要請されたin vitro小核試験を実施した。
 今回の新しい試験結果を、香料グループ評価220の改訂3において評価し、CEFパネルは、遺伝毒性に関する懸念はないと結論づけた。この結論は、別のサブグループ4.4aの2種類の香料物質である2
,5-ジメチル-4-メトキシフラン-3(2H)-オン(FL-no:13.089)及び2
,5-ジメチル-4-エトキシフラン-3(2H)-オン(FL-no:13.117)にも適用可能である。5-メチルフラン-3(2H)-オン(FL-no: 13.157)は、使用されることがなく、もはや香料物質としての使用を業界は維持しない。利用可能なデータに基づき、今回の香料物質評価の香料物質に遺伝毒性に関する懸念はもはやなく、この手法(評価手順)によって評価可能である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4117.htm
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