食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04261430334
タイトル アイルランド食品安全庁(FSAI)、E型肝炎ウイルスと食品に関するQ&Aを公表
資料日付 2014年7月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  アイルランド食品安全庁(FSAI)は7月1日、E型肝炎ウイルスと食品に関するQ&Aを公表した。
1.E型肝炎とは何か
 肝炎ウイルスは主要なものが5つあり(A、B、C、D、E)、A型とE型はヒトからヒトへの感染や汚染された水へのばく露で拡散する。食品はA型肝炎の感染源であることが知られており、また食品由来のE型肝炎感染の報告が増えている。
2.肝炎感染の症状は(回答省略)
3.ヒトのE型肝炎について(回答省略)
4.アイルランドにおけるE型肝炎は(回答省略)
5.食品のE型肝炎ウイルス汚染状況は
 欧州におけるE型肝炎ウイルス(HEV)の主たる感染源は豚肉及び豚の肝臓である。2010年にチェコ、イタリア及びスペインで、豚の糞便、豚の肝臓、豚肉それぞれ113検体についてHEVの検出状況の調査が実施された。豚の糞便の30%、豚肝臓の5%、豚肉の3%にHEV遺伝子物質(リボ核酸‐RNA)が検出された。英国のと畜場での調査では豚の糞便40検体の13%及び豚肝臓40検体の3%からHEV RNAが検出された。食肉工場での豚肉40検体からはHEV RNAは検出されなかったが、市販のソーセージ63検体の10%から検出された。米国や欧州での他の調査でも同様の結果が出ている。
 HEV RNAを検出することで食品の汚染度を測る研究が多い。この手法は精度が高いが、ウイルスが活性であるか否かを示すものではない。よって、これらの調査では豚肝臓と豚肉での活性HEV量を過大評価している可能性が高い。
6.食品摂取によってE型肝炎に感染するか
 豚肉や豚レバー製品を生又は加熱不十分の状態で食べたことによりE型肝炎になったヒトの報告が増えているが、証拠は限定的である。欧州食品安全機関(EFSA)は2011年、その科学文献の中でポークパイ、レバーパテ、イノシシ、加熱不十分又は生の豚肉、自家製ソーセージ、食肉(全般)、未殺菌乳、貝類及び民族料理をリスク要因として挙げている。ドイツの症例対照研究では、「内臓全般」と「イノシシ肉」がリスク要因であるとし、フランスの小規模の症例対照研究では、「生の豚肝臓ソーセージ」がリスク要因であったとしている。現時点ではヒトのE型肝炎感染における食品の影響について確定的な結論を導出するには研究が十分とはいえない。
7.加熱調理でHEVは死滅するか
 HEVを死滅させる調理法に関する研究は少なく、またその結果はさまざまである。例えば、2012年の研究では、HEV感染した豚の肝臓を含む高濃度の脂肪(~50%)を含むペースト食品では、71℃で20分加熱することでHEVが完全に死滅したとしている。豚の肝臓を含むさまざまな食品の研究では、71℃、10分や70℃、5分でもHEV死滅には十分だとしている。
8.もし豚肉や豚肉製品にHEVが存在していた場合の予防法は
 FSAIは豚肉及び豚肉製品(ソーセージなど)を加熱調理する時は、食品のもっとも厚い部分の中心が75℃以上になっていることがHEVを含む病原性微生物から消費者を保護するのに十分であると推奨している。通常のソーセージはきれいな茶色になるまで焼いたり揚げて、内部にピンク色がないようにすると、おおよそ中心温度は85℃を超えている。しかし、目視のみに頼らず、食べる前には温度計を用いて温度の確認する方がよい。また、効果的な手洗い及び台所の衛生予防対策が生の食肉と他の食材の交差汚染を防止する上で必須である。
地域 欧州
国・地方 アイルランド
情報源(公的機関) アイルランド食品安全庁
情報源(報道) アイルランド食品安全庁(FSAI)
URL https://www.fsai.ie/faq/hepatitis_e.html

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