食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04260140149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、植物保護製剤として用いる微生物のヒトの健康に対するリスク評価に関する文献検索及びデータ収集を外部委託した科学的報告書を公表
資料日付 2015年4月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月28日、植物保護製剤として用いる微生物のヒトの健康に対するリスク評価に関する文献検索及びデータ収集をオーストリア保健・食品安全局(AGES)等に外部委託した科学的報告書(2015年4月23日承認、173ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 微生物を用いた植物保護製剤(plant protection products: PPPs)のリスク評価に関連する科学的データ及び許認可データの知識基盤は、認可が付与される前に満たさなければならない規則(EU) 546/2011における検討条件1~4(※)を考慮に入れて、確立された。我々は、(1)科学文献並びに公的機関及び研究機関の文書を選別し、データベースに入れる関連情報を抽出し、(2)PPP用微生物株の間で適用するデータのみなし代用の可能性及び限界を調べるためにゲノムの比較解析を行い、(3)集めた調査結果について、関連する分野の専門家集団で議論した。
2. PPP用微生物株の病原性、感染性及び毒性の評価に関連する要因に関する情報のほかにも、(1)微生物のDNA転移を検出し、(2)考えられる毒性について微生物化合物を試験し、(3) PPP用微生物株による毒素産生を検出するため、試験動物におけるPPP用微生物種の生存能力及び成長能力の解析方法に関する情報が収集された。
3. 検証した科学文献及び灰色文献(訳注:一般の商業出版ルートでは入手困難な文献。この報告書では、国際機関及び各国政府の電子文書を含む指針書や報告書等)から生じた疑問は、(1)PPP用微生物株の明確な生物学的特質をどのように扱うか、(2)現実性のあるばく露シナリオ及び環境中の微生物の自然のバックグラウンドレベルをリスク評価においてどのように考慮に入れるか、である。今般の調査結果は、(1)病原性形質を微生物株別に検討する必要があること、(2)従って、みなし代用による比較はできないこと、を示唆している。
4. 科学的観点から、メタボロミクスデータの使用等その他の科学技術的な進展は、将来において実行する選択肢と見られた一方で、PPP用微生物株の明確な同定を可能にするため、PPP用微生物株の全ゲノム配列決定データを提供することが強く推奨された。植物保護製剤及びその残留物に関する科学パネル(PPRパネル)による微生物農薬の許認可のためのリスク評価の実施方法に関する手引書の作成に向けた次の段階として、今般の調査の主要なテーマを、共同の利害関係者向け研究集会において、更に発展させることが予見される。
 ※訳注:規則(EU) 546/2011が規定する植物保護製剤用微生物の認可条件は、以下のとおり。(1)提出された申請書類における知見に基づき、ヒト又は非標的動物に対する病原性がないこと、(2)推奨された使用条件下でヒト又は動物においてコロニー形成又は有害影響を引き起こさないこと、(3)当該微生物から他の生物への遺伝物質の移動によってヒト又は動物に有害影響(既知の薬剤への耐性等)を引き起こさないこと、(4)植物保護製剤に残留している微生物、その微量因子及び代謝産物/産生毒素へのばく露に起因するヒトの健康又は動物衛生に対する有害影響がないと決定する十分な知見があること。
 この調査のデータベースに含まれた科学文献及び灰色文献のリスト(68ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/801eAx1.pdf
 ヒト又は哺乳動物に対する病原性が報告されている微生物(種/株)のリスト(265ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/801eAx2.pdf
 灰色文献からのデータ収集をまとめた表は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/801eAx3.zip
 調査した166種の微生物種/株や微生物起源、標的生物、代謝産物又は毒素等をまとめた表は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/801eAx4.zip
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/801e.pdf

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