食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04260080149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのL-アスコルビン酸(E300)、L-アスコルビン酸ナトリウム(E301)及びL-アスコルビン酸カルシウム(E302)の再評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2015年5月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月6日、食品添加物としてのL-アスコルビン酸(ascorbic acid)(E300)、L-アスコルビン酸ナトリウム(sodium ascorbate)(E301)及びL-アスコルビン酸カルシウム(calcium ascorbate)(E302)の再評価に関する科学的意見書(2015年4月14日採択、124ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、食品添加物としてのL-アスコルビン酸(E300)、L-アスコルビン酸ナトリウム(E301)及びL-アスコルビン酸カルシウム(E302)の安全性を再評価する科学的意見を提示する。 2. 食品添加物としてのL-アスコルビン酸及びその塩類の使用は、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)及び食品科学委員会(SCF)によって評価された。L-アスコルビン酸は、低用量において、ナトリウム依存性の能動輸送プロセスにより腸管から吸収され、吸収は飽和点までほぼ完全であり、その後増加する吸収されなかった物質が排泄される。L-アスコルビン酸及びその塩類は、急性毒性が非常に低く、実験動物を用いた短期試験では作用をほとんど示さず、高用量においてのみ作用を示す。 3. ANSパネルは、L-アスコルビン酸、L-アスコルビン酸ナトリウム及びL-アスコルビン酸カルシウムについて遺伝毒性の懸念はないと結論づけた。L-アスコルビン酸の長期発がん性試験では、高用量においても、いかなる慢性毒性も示されず、また、発がん性の兆候も示されなかった。出生前発生毒性試験において、有害な発生影響は示されなかった。ANSパネルは、L-アスコルビン酸(E300)、L-アスコルビン酸ナトリウム(E301)及びL-アスコルビン酸カルシウム(E302)への複合ばく露量を推定した。 4. ANSパネルは、ばく露及び毒性に関する十分なデータが利用可能であり、動物試験において有害作用が報告されていないという事実を考えると、(1)報告された用途及び使用濃度における食品添加物としてのL-アスコルビン酸(E300)、L-アスコルビン酸ナトリウム(E301)及びL-アスコルビン酸カルシウム(E302)の使用に安全性の懸念はない、(2) L-アスコルビン酸及びその塩類について許容一日摂取量(ADI)を特定する必要はない、と結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4087.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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