食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04190800475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、伝達性海綿状脳症(TSE)の抑制対策における特定危険部位(SRM)の処理に関する意見書を発表
資料日付 2014年12月10日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は1月22日、伝達性海綿状脳症(TSE)の抑制対策における特定危険部位(SRM)の処理に関する意見書を公表した(12ページ、2014年12月10日付け2014-SA-0245)。
 SRM除去に関するEUの植物動物食品飼料に関する常任委員会(CPVADAAA)の最初の提案に対し、11月7日にANSESは回答を提出した。その後、CPVADAAAは11月13日、BSEのリスクが無視できると認定された国に関する当初の課題に対し第2案を提起した。
 CPVADAAAの第2案にあるSRM処理の軽減措置(牛に関してのみ)は以下のとおり。
1.無視できるBSEリスクの国と認定されたEU加盟国に対して、12か月齢超の牛の脳(眼を含む頭蓋全体)及び脊髄のみの除去及び廃棄を課す。これによって、脊柱(背根神経節を含む)、腸間膜を含む小腸全体及び扁桃の利用の再開、又は食品や飼料としての消費の再開を認めることになる。
2.管理されたBSEリスクの国に認定された国は、SRMリストの変更はしない。ただし、腸に関しては、SRMを動物の月齢にかかわらず小腸後部4m、盲腸及び腸間膜に限定する。
 ANSESの結論は以下のとおり。
 ANSESの11月7日の文書で、SRMの除去は消費者のTSEばく露リスクを抑制する上で重要な措置であると述べた。無視できるBSEリスクと認定された国でもSRMリストに脊髄と脳を残すようにとの今回の委員会の新たな提案は、SRMを全廃する(OIEの国際規則に相当する)といった以前の提案に比べて、消費者と動物衛生の保護という点において適切な方策であると思料される。
 脊柱に関しては、感染負荷と消費者への高いばく露リスクを考慮すると、脊柱をSRMリストへ残すことは妥当であると考える。補足試験と脊柱での感染性分布についての定量比較試験の実施が期待される。
 小腸に関しては、非定型BSEではリンパ組織中にプロテアーゼ耐性プリオンたん白質(PrPres)が存在していないことや非定型BSEの少ない発生件数を考慮すると、SRMリストから小腸を除外することは、中枢神経系と脊柱の除外に比べ、消費者へのリスクに対する影響が少ないとみられる。しかし、非定型BSEの小腸の感染性の不確実性のため、小腸後部4mと盲腸をSRMリストに残すことは、管理されたBSEリスクの国と同様に、無視できるBSEリスクの国での実施も妥当な措置と思料される。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/EST2014sa0245.pdf
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