食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04180710149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、EFSA BIOHAZパネルのためのリスク順位付けツールボックス開発に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年1月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月9日、EFSA BIOHAZパネルのためのリスク順位付けツールボックス開発に関する科学的意見書を公表した(131ページ、2014年12月4日採択)。
 食品中の生物学的危害要因のリスク順位付けに関連する8つのツールを特定し、2件のケーススタディを用いて評価した。これらの結果では、リスク評価基準、データ要件、順位付け手法、モデル型、モデル変数、データ統合に関連する相違点が観察された。
 定量的確率論モデルがリスク順位付けには最も信頼できるものであった。しかしながら、この手法には入力パラメータに適正な特性付けが求められる。変動性を無視する決定論的モデルの使用は、リスク順位付けに誤りを生むかもしれない。半定量的モデルを用いた順位採点(ordinal scoring)手法では、決定論的手法よりもさらに誤った順位付けをすることになる。
 「FDA(米国食品医薬品庁)-iRISK」は、微生物学的危害要因のリスク順位付けに最も適したツールであることが確認された。「欧州感染症負荷(Burden of Communicable Diseases in Europe
, BCoDE)」ツールキットはFDA-iRISKのアウトプットと組合せたり、病原体の順位付けのトップダウンツールとして使用することができる。リスク順位付け作業の結果の一つとしての不確実性については、政策決定者及び利害関係者とともに取り組み、理解しあうことが求められる。不確実性及び変動性は、確率分布を用いることで表わすことができるかもしれない。NUSAP(数字、単位、拡散、評価、系統)手法のような技術もまた、精度、シナリオ分析、確率論的モデル化の要素の優先順位付けに用いることができるかもしれない。
 定量的リスク順位付けモデルは半定量的モデルよりも適当である。データ及び時間に制約があるときは定量リスク順位付けができないため、半定量的モデルを用いることになろう。その場合は、順位点の選択及び統合に関連するこれらの手法の欠陥を明確にすべきである。決定木は、食品と病原体の組合せを大綱目に分類するときにどのような決定がなされたかを示す時のみに使用すべきである。
 BCoDE及びFDA-iRISKは、入手可能な予測微生物学的ツール、データベース及び情報源ネットワークを組み合わせてリスク順位付けツールボックスを形成することができ、また、時宜にかなった透明なリスク順位付けを支援する「目的に適した」手法を基に応用することができる。
る。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3939.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3939.htm
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