食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04180660450 |
| タイトル | Eurosurveillance:「2013~2014年にイングランドの欧州産二枚貝からのフグ毒テトロドトキシンの検出」 |
| 資料日付 | 2015年1月15日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 20 , Issue 2 , 15 January 2015)に掲載された論文「2013~2014年にイングランドの欧州産二枚貝からのフグ毒テトロドトキシンの検出(Detection of the pufferfish toxin tetrodotoxin in European bivalves , England , 2013 to 2014)、著者A D Turner(Centre for Environment Fisheries and Aquaculture Science、英国)ら」の概要は以下のとおり。 これまで二枚貝でのテトロドトキシン(TTX)検出は、ニュージーランドのアサリ及び日本のホタテガイからのみであった。欧州では、2007年に1件発生事例があったが、これはスペインで採捕された汚染海生巻貝(ボウシュウボラ Charonia lampas)の摂食によるヒトの非致死性中毒において検出されたものであった。今日まで、欧州海域で生育した二枚貝にTTXが蓄積した証拠はなく、よって欧州連合内では当該毒素による脅威は無視できると考えられてきた。しかしながら、英国産の二枚貝からTTX産生にかかわるとされるビブリオ属菌が検出され、また海水温上昇の証拠もあり、イングランドの南岸の海峡沿岸で生育した二枚貝に当該毒素が蓄積する可能性について調査することになった。 ここでは、欧州産二枚貝から初めてTTXが検出されたことを報告する。TTXは英国の英国海峡に沿った温帯海域に存在しており、ろ過摂食性軟体動物に蓄積している。2013年2月から2014年10月にイングランド南岸の2か所の海域から採捕された貝(ヨーロッパイガイ Mytilus Edulis、ナガガキ Crassostrea gigas)29検体を検査した。29検体中、5検体から4-エピTTXが検出され、TTX濃度ももっとも高かった。13検体から5 ,6 ,11-トリデオキシTTXが、1検体から4 ,9-アンヒドロTTXが検出された(訳注:4-エピTTX、5 ,6 ,11-トリデオキシTTX、4 ,9-アンヒドロTTXはいずれもTTX類縁体で、親物質TTXに対する相対感度係数:relative response factorは1)。TTX濃度は、ほぼ定量限界(3μgTTX/kg貝組織)から最大120μg/kgの範囲であった。TTX類縁体量のレベルは低く、ふつうは全TTX量の10~15%であった。TTXとその類縁体の最大総量は検体T23における137μg/kg貝組織であった。 貝類におけるTTXの法定指針が存在しないため、今回のTTXとその類縁体最大総量である137μg/kgは、TTXとサキシトキシンの毒素群の生物学的活性が類似していることに着目して、サキシトキシン等価最大許容量(800μgSTX等価/kg貝組織)の17%と同等と見なした。137μg/kgは、提案されているTTXの最小致死量(MLD)0.5~2mgと比較して低量であると考えられる。測定された濃度はヒトの最小致死量と比較して低量だが、貝摂食者へのリスクは無視できないことが示された。当該毒素は熱安定性であり、加熱調理によって除去することはできない。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
| 情報源(報道) | Eurosurveillance |
| URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21009 |
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