食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04180640149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中に存在する特定のマスクドマイコトキシンによるヒト及び動物への健康影響に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2014年12月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月11日、食品及び飼料中に存在する特定のマスクドマイコトキシンによるヒト及び動物の健康に対するリスクに関する科学的意見書(2014年11月25日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会(EC)の要請により、フザリウム毒素ゼアラレノン、ニバレノール(NIV)、T-2・HT-2トキシン及びフモニシン類のマスクド型に関するヒト及び動物の健康に対するリスクについて評価が行われた。 マスクド(modifiedないしmasked)マイコトキシンは親マイコトキシンの代謝産物で、植物又は真菌において極性化合物と結合することなどで形成される。植物基質からの抽出が困難であるフモニシン類も、マスクドマイコトキシンに定義される。 マスクド型の多くは、親化合物へと加水分解されたり、消化過程で基質から放出されたりするため、EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、親化合物に加え、様々なマスクドマイコトキシンへのヒトの暴露を評価するのが適切であると考えた。 ゼアラレノン、NIV、T-2・HT-2トキシン及びフモニシン類のマスクド型では、マスクド型の寄与に関する報告書に基づき、マスクド型の相対的な寄与度合により、それぞれ100%、30%、10%及び60%が加えられた。動物への飼料経由暴露についても、同様の係数が用いられた 特定の毒性に関するデータがなかったことから、マスクドマイコトキシンの毒性は親化合物と同等であるとみなした。 リスクの特徴づけは、親化合物の参照用量による暴露シナリオを比較することで行われた。ヒトでは、全てのlower bound(LB)及びupper bound(UB)中央値と、マスクドマイコトキシン及び親毒素の総量に対する95パーセンタイル暴露量は、それぞれの暫定最大耐容一日摂取量(PMTDI)及び耐容一日摂取量(TDI)を下回っていた。 ただし、ゼアラレノン及びマスクドゼアラレノンについては、UB95パーセンタイル暴露量は、TDIの最大2.2倍であった。 フモニシン及びマスクドフモニシンの小児及びその他の子どもへの暴露量は、LB推定値及びUB推定値のいずれにおいてもPMTDIを上回ったが、これが懸念であろう。 マスクドマイコトキシン及び親毒素の総量の家畜及び愛がん動物への暴露は、一般に懸念とはならなかった。魚に対するリスクについては取り扱わなかった。CONTAMパネルにより、マスクドマイコトキシンに関して、いくつかの不確実性及びデータギャップが明らかにされた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3916.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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