食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04170960326 |
タイトル | カナダ農務農産食品省(AAFC)、Innovation Express第5巻にて堆肥化によるプリオンの生物学的分解に関する研究を紹介 |
資料日付 | 2014年12月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ農務農産食品省(AAFC)は12月10日、技術革新ニュース(Innovation Express)第5巻(2014年第3号)を公表した。概要は以下のとおり。 AAFCが行っている科学技術研究に関するニュースが掲載されている。 1.カナダの家畜研究者がひとつになり協力 2.酪農科学部門 3.牛肉科学部門 3-1.牛の牧草地整備費用の低減 3-2.プリオン科学 ・プリオンをなくすための研究 アルバータ大学博士課程学生Shanwei Xuによる研究では、特定危険部位(SRM)を牛の糞便と共に堆肥化すると、研究室での堆肥化期間の2~4週間以内にSRMの乾物量が60%~80%減少し、分解は圃場規模での堆肥化で1週間以内に90%まで進むことがわかった。また、堆肥化により牛海綿状脳症(BSE)プリオンの少なくとも90%が破壊されることや、鶏のフェザー(ケラチン供給)の堆肥を混ぜることで、分解はさらに進むと考えられる。 これらの興味深い結果により、適切な堆肥化を通して、特定のプリオン株の感染性が、大きな疾病リスクがこれ以上もたらされないレベルまで低減されることが示された。 また、プリオンが環境中でどのように伝達するかについては多くは明らかになっていないことから、McAllister博士率いるアルバータ農業・農村開発研究所の研究チーム及びCFIAが、アルバータ大学修士課程学生と協働で、シカの慢性消耗性疾患(CWD)プリオンの植物を介した取り込み及び伝達の可能性を探った。その中で、植物はたん白質を取り込むことが可能であることから、根系を介してプリオンたん白質を吸収することも可能であるとの仮説を立てた。この仮説が正しいとすれば、植物は、野生のシカ及びエルクの間でCWDを伝達させている可能性がある。 この研究では、プリオンが小麦の根には結合したが、葉及び茎にまで取り込まれないことが示された。これは、植物による土壌からのプリオン取り込みは起こりにくいとの証拠が示された。しかし、CWDのベクターとしてのプリオンを植物が取り込む前に完全になくすためのさらなる調査研究が必要である。 3-3.子牛運搬管理の実践を調査する研究 3-4.牛肉用と体の加工工程の評価 4.豚に関する調査研究開発部門 4-1.厳密な給餌システムによる豚の生産の変容 4-2.運搬中の豚への散水に関する新たなガイドライン 4-3.抗生物質を使用しない子豚への給餌が示す大きな可能性 5.家きん科学部門 5-1.エッセンシャルオイルで家きんの感染症と闘う |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ農務農産食品省 |
情報源(報道) | カナダ農務農産食品省 |
URL | http://www.agr.gc.ca/eng/science-and-innovation/science-publications-and-resources/innovation-express-magazine/innovation-express-volume-5-number-3-2014/?id=1415891906995 |
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