食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04170050475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月5日、飲料水中の塩化ビニルの水質基準を超えている状況のリスク評価に関する報告書を発表
資料日付 2014年12月5日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月5日、飲料水中の塩化ビニルの水質基準を超過状況のリスク評価に関する報告書を発表した。
 2007年の法令で設定された塩化ビニルの水質基準0.5μg/Lを考慮し下記事項を確認した。
・飲料水の衛生管理の一環で34
,402か所の検査を行ったところ、519か所で基準値超の塩化ビニルが検出され、その件数は全体の1.51%である。
・塩化ビニルモノマーは閾値のない発がん性物質である。
・国際がん研究機関(IARC)は、肝血管肉腫、肝細胞がんのリスクを増加させるといったヒトにおける十分な発がん性の指標に基づき、塩化ビニルモノマーをグループ1(ヒトに対する発がん性が認められる)に分類した。
・基準値0.5μg/Lの塩化ビニルを含有する水を一生涯摂取した時の個人の生涯過剰発がんリスクはおよそ3.8×10のマイナス5乗である。これは、2012年にANSESが提案した摂取暴露による過剰ユニットリスクに基づき、新生児と子供の感受性を考慮し計算した値。
・成人において、シャワーでの塩化ビニル暴露による皮膚からの吸収及び吸入による過剰発がんリスクは、摂取によるリスクと比較すると重要ではない。
 下記事項を推奨した。
・飲料水中の塩化ビニルの基準値の超過による影響について衛生当局による検査
・2012年10月18日の指令に従ったリスク地域に焦点を当てたサンプル採取の実施
・定量限界を下げ、分析性能の不安定性を減らすための分析方法の最適化
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/EAUX2014sa0146.pdf
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