食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04160700475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、添加物の機能別グループに飼料汚染除去剤として新たなグループを創設することに関する報告書を発表
資料日付 2014年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月28日、添加物の機能別グループに、飼料汚染除去剤として新たなグループを創設することに関する報告書を発表した。
 このグループが創設されることにより、ヒトの健康、動物の健康、環境へ及ぼす影響について、特に以下の観点について報告した。
・サルモネラ属菌による動物用飼料の汚染を低減するという観点からこれらの添加物に期待される効果
・これらの添加物の使用によって起こりうる有害微生物の耐性出現への影響
・すでに使用されている製品(保存添加物、殺虫剤)を考慮し、これらの添加物がヒトの健康、動物の健康、環境へ与える影響
 飼料の汚染除去剤として専門家が検討を求められている添加物には、例えばホルムアルデヒド、有機酸、精油が含まれる。
結論は以下のとおり。
 サルモネラ属菌の制御は、公衆衛生と畜産食品業界で取り組むべき課題となっている。衛生措置と防疫措置が家畜動物のサルモネラ属菌感染制御のための最も強力な手段となる。
 有機酸は、家畜用飼料製造においてサルモネラ属菌に対する殺菌効果がある食品添加物である。汚染除去(静菌剤としてではない)効果は、原料だけでなく加工された食品についても証明できる可能性がある。有機酸主成分の添加物による処理効果を証明するために、飼料の保存可能期間を特に検討する必要があるだろう。腸内細菌の有機酸に対する耐性獲得は確認されていない。
 精油の飼料への効果については全く研究がなされていない。しかし食品への効果を考えると有効性が示唆される。
 ホルムアルデヒドは、濃度200~1000mg/kgでメタノールと混合した場合、飼料のサルモネラ属菌汚染除去にある程度効果がある。しかしながら、食品中のサルモネラ属菌を抑制するのはホルムアルデヒドであろうとする研究結果がある。さらに、ホルムアルデヒドの濃度が600mg/kgを超えると、いくつかの動物種にとって有害となる。ホルムアルデヒドはサルモネラ属菌の耐性を誘因するとはみられない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/ALAN2014sa0030.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。