食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04150230450
タイトル Eurosurveillance:「全ゲノム配列が示す2002~2011年のオランダにおけるヒト及び家畜間のクロストリジウム・ディフィシルまん延の可能性」
資料日付 2014年11月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(Volume 19
, Issue 45
, 13 November 2014)に掲載された論文「全ゲノム配列が示す2002~2011年のオランダにおけるヒト及び家畜間のクロストリジウム・ディフィシルまん延の可能性(Whole genome sequencing reveals potential spread of Clostridium difficile between humans and farm animals in the Netherlands
, 2002 to 2011)、著者C. W. Knetsch(Leiden University Medical Center
, オランダ)ら」の概要は以下のとおり。
 家畜はClostridium difficile、特に動物及びヒトから頻繁に検出されているPCRリボタイプ078の、ヒトへの感染の病原巣となっている可能性が高い。ここでは、全ゲノム一塩基多型(SNP : Single-Nucleotide Polymorphism)解析法を用いて、オランダの養豚場のヒトと動物から分離されたC.difficile 078株の進化的関係を研究した。潜在する薬剤耐性決定基とその薬剤耐性表現型との関連性について全ゲノム配列を調査した。
 2002~2011年に豚(n=19)、不顕性の農業従事者(n=15)、入院患者(n=31)から分離されたC.difficile 078の65株の全ゲノム配列を決定した。収集検体は、12か所の異なる養豚場で2011年から収集されたヒトと豚の12対の分離株となっている。C.difficile 078の1年あたり1ゲノム当たりの変異率は1.1SNPと決定された。重要なことに、農業従事者と豚は同一(SNPの相違がない)又はほぼ同一(SNPの相違が2か所以下)のC.difficileクローンが定着していたことが示された。ヒトと動物のC.difficile 078分離株において、同一のテトラサイクリン及びストレプトマイシン耐性決定基が存在していた。
 農業従事者と豚でC.difficileの同一株を共有することは、これらの集団の間で伝播があったことを意味しており、共通の環境源から感染した可能性を除外することはできない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20954
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