食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04120190475
タイトル  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、農業水産省食品総局(DGAL)から諮問を受け、農薬の生理活性物質の資料「銅と銅化合物」に言及しながら、2013年のアルツハイマー病に対する銅の毒性に関する研究報告を解析した科学技術報告書を発表
資料日付 2014年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は9月30日、農業水産省食品総局(DGAL)から諮問を受け、農薬の生理活性物質の資料「銅と銅化合物」に言及しながら、2013年のアルツハイマー病に対する銅の毒性に関する研究報告を解析した科学技術報告書を発表した。
 このアルツハイマー病に対する銅の毒性に関する研究報告は、Singhらによって米国科学アカデミー紀要に発表され、低用量の銅の経口暴露によるβ-アミロイドの脳内への蓄積メカニズムについての報告である。ANSESは、この報告を下記事項について分析した。
・銅及び銅化合物への暴露とアルツハイマー病との関連性の科学的根拠
・研究に用いられた銅の濃度と、活性物質の毒性試験で用いられた濃度の比較
・研究で用いられた銅の濃度と、オペレーター、農業従事者、住民、消費者が暴露されうる銅の濃度との比較
 Singhらは、銅の食品暴露の影響による脳内のβ-アミロイドの調節に異常を起こす基本メカニズムについて研究した。この異常と銅との関連性を解釈するためには、アルツハイマー病の病態生理に関して未解明なことがあるという状況を考慮しなければならない。アルツハイマー病の病態生理は複雑かつ多数のメカニズムが存在し、そのメカニズムは銅、鉄、亜鉛のような遷移金属、コレステロールに代表される脂質が関連している。
 一方で、銅は生物に欠かせない微量元素である。生体内で狭い範囲の生物的濃度を維持する恒常性の調節がなされている。
 研究に用いられた銅の濃度と、生理活性物質の資料に示してある毒性試験で用いられた濃度に大きな差があるのは、調査目的が違うからである。Singhらの研究ではアルツハイマー病の病態生理に対する銅の作用を解釈することができる分子メカニズムの仮定を裏付けるために、飲料水にごく低濃度の銅を加え暴露させた。一方、生理活性物質の毒性調査は銅の作用の性質や重要性(標的臓器、生体機能への影響)を確認し、有害作用が全く現れない濃度を決定するためである。
 研究で用いられた濃度のヒト一日当たりの摂取量への変換、ヒト(オペレーター、農業従事者、住民、消費者)への推定暴露濃度との比較は、銅への感受性と調節メカニズム(恒常性)が種間で異なることから困難である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/sites/default/files/documents/PHYTO2013sa0211.pdf

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