食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04070460164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、薬剤耐性は増加していないが警戒は必要とする報告書を発表
資料日付 2014年6月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は6月26日、薬剤耐性は増加していないが警戒は必要とする報告書を発表した。
 耐性菌が数年にわたって増加した後、2013年の薬剤耐性の出現は病院でも一次診療(プライマリーケア)でもほぼ前年と同程度に落ち着いてきた。更に動物用医薬品としての抗生物質販売量は減少した。これは抗菌性物質の使用を抑制した適正な使用によって、薬剤耐性菌出現リスクが低減したことを示唆するものである。これがNethMap/MARAN年次報告の結論である。薬剤耐性菌の増加と拡大を抑制するためには、抗菌性物質使用におけるこの傾向が継続するよう、モニタリングと管理施策によって注意深く監視していることが必要である。保健衛生や動物衛生においても、現在の政策を継続し、公的機関と民間の協力を強化して行くことが重要である。
 医療における抗菌性物質の使用は何年もの間増加していたが、直近の2年間は使用の増加が止まっており、2013年には規定1日用量(DDD)は11.34DDD/1
,000人から10.81DDD/1
,000人に減少している。オランダの病院における抗菌性物質の全使用量も減少している。しかし、広域スペクトルの抗生物質(多くの種類の菌に効果がある抗生物質)が多く使用されるようになったため、アモキシシリンなどの汎用抗菌性物質への耐性が増加している。尿路感染性合併症で多剤耐性菌(複数の抗菌性物質に耐性をもつ菌)が頻出するようになるにしたがって、これらの患者を適切に治療することが更に困難になるであろう。
 獣医学分野においては、2013年は動物用抗菌性物質の販売量が16%減少した。2009年以降、総販売量は58%減少した。これは、2013年に保健経済省が設定した低減目標(50%低減)を大きく達成している。この結果、畜産動物での耐性出現率が全体的に低下した。公衆衛生上極めて重要な抗菌性物質、すなわち、フルオロキノロン及び第三及び第四世代セファロスポリンは、畜産業での使用を極力制限している。結果として、飼育動物の腸内細菌叢でのESBL産生菌(基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生菌)は減少した。ESBLの変異型であるカルバペネマーゼ産生菌は、2013年にオランダの医療施設で集団感染症が発生したが、動物及び動物由来製品からは検出されなかった。ヒトに潜在的危険性を有するこの薬剤耐性菌のアクティブ・モニタリングが望まれる。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:251953&type=org&disposition=inline&ns_nc=1
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/Documenten_en_publicaties/Algemeen_Actueel/Nieuwsberichten/2014/Antibioticaresistentie_niet_verder_toegenomen_maar_alertheid_noodzakelijk

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