食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04061080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料安全性リスク評価における専門家の知識を引き出すことに関する手引書を公表
資料日付 2014年6月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月19日、食品及び飼料安全性リスク評価における専門家の知識を引き出すこと(elicitation)に関する手引書(2014年5月22日承認、278ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 定量的リスク評価は、リスク管理機関の意思決定に資するものである。欧州連合(EU)において、食品及び飼料の安全性リスク評価は、EFSAの責務である。定量的リスクモデルには、系統的に検証した科学的根拠を入力することが望ましいが、実際には、実証された根拠はしばしば限られており、そのような場合には、専門家の判断に頼ることが必要である。リスクのモデリングに必要な量の知見に欠いた専門家の判断(及び特にそのような判断に関連した不確実性)には、しばしば偏りがあり、したがってその価値は限られていることが心理学的研究によって示されている。このため、可能な限り偏りのない方法で専門家から知識を引き出すための方法を開発した。
2. EFSAの所管に適した専門家知識の引き出しに関する手引書を作成するために、作業部会が2012年に設置された。その結果作成された本手引書は、(1)リスク評価の問題点の特定から始まり、(2)知識の引き出しの準備(専門家及び引き出し方法の選定)及び抽出作業そのものに移り、(3)記録の作成で結実する手順として、専門家知識の引き出しを最初に示す。これらの手順の各段階を統括するグループを特定する。
3. 次に、専門家知識の引き出しのための3つの詳細なプロトコル(食品及び飼料の安全性の実際の問題に適用できる)を示し、また、これら各プロトコルの長所及び短所について考察する。この後に、専門家知識を引き出す上で大きな課題を克服するための原則(質問の組み立て、専門家の選定、不確実要素の抽出、複数の専門家からの回答のとりまとめ及び抽出過程の記録)が続く。そして、専門家知識を引き出すことに関する既存の手引書についてのウェブ検索の結果を、本手引書のプロトコルの一部を説明する事例研究と共に報告する。
4. 最後に、EFSA内における研修、組織改編、専門家の特定及び管理、並びに専門家知識の引き出し方法のさらなる開発の領域について勧告する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3734.pdf
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