食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04060730149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「非動物由来食品中の病原体によって引き起こされるリスクに関する意見書Part2:ベリー類におけるサルモネラ属菌及びノロウイルス」を公表
資料日付 2014年6月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月18日、「非動物由来食品中の病原体によって引き起こされるリスクに関する意見書Part2:ベリー類におけるサルモネラ属菌及びノロウイルス」を公表した(95ページ、2014年5月22日採択)。概要は以下のとおり。
 ベリー類は生又は最小限の加工で摂取したり、冷凍して多くの食品に加えられている傷みやすい食品である。いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーはEUで最も一般的に消費されている。ベリー類がサルモネラ属菌及びノロウイルスに汚染されるリスク要因を、フードチェーン全般について考察した。ベリー類のこれらの病原体による推定汚染率について、汚染防止に関連する軽減策の選択肢及び微生物基準の関連性も併せて評価された。
 個々の農場環境は、ベリーの生産に関して、病原体が発生、生息に影響するリスク要因が独自に組み合わされたものであると結論付けられた。ベリー生産者は、適正農業規範(GAP)、適正衛生規範(GHP)、適正製造規範(GMP)を含めた食品安全経営システムを適切に実施することを第一目標とするべきである。
 現時点では、生鮮又は冷凍ベリー類における微生物基準の設定を正当化するのに十分な証拠はない。冷凍のラズベリー及びいちごでのノロウイルスが関連する集団感染症は新興の公衆衛生リスクであるが、これらの集団感染原因となった汚染が最小限の加工工程で、あるいは一次生産段階で生じたかは不明である。
 現段階においては、ラズベリー及びいちごの一次生産段階でのEUとしてのノロウイルス衛生基準の適合性を評価することは可能ではない。ベリー類におけるノロウイルスの微生物基準は、食品安全経営システムの検証と確認に有用であり、食品事業従事者や利害関係者に容認されるもの、されないものを共通認識するのに用いることができるであろう。しかしながら、ベリー類におけるノロウイルスの加工衛生及び食品安全基準を設定するためのリスクベースを提供するデータは十分ではない。冷凍のラズベリー及びいちごにおける改良されたノロウイルス管理を支援する適切なデータの収集、及びそれに続くリスクに基づく微生物基準の開発が優先的に考慮されるべきである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3706.htm
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