食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04060450343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、ローヌ・アルプ地域圏におけるカンピロバクター集団感染事例を公表
資料日付 2014年6月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は6月10日、週刊衛生現状報告(Point Epidemio)、ローヌ・アルプ地域圏版、2014年6月5日号において、南仏サヴォワ県(Savoie)北西部の温泉保養地エクス・レ・バン(Aix-les-Bains)で発生したカンピロバクター集団感染(患者数9人)の疫学報告概要を掲載した。
1.背景:
 5月6日、Aix-les-Bainsのある医学生物学分析試験所(LABM)からローヌ・アルプ地域圏保健局(ARS)に、糞便培養で通常よりも多くカンピロバクター陽性反応が出たとの連絡があった。InVSの感染症部の支援を得て地域圏疫学調査局(Cire)がこの件に関する調査を行った。
2.結果:
 届出のあった11人のうちの9人に聞き取り調査を行った。発症したのは4月19日(年初から第16週)~5月9日(第19週)の間で、ピークは第17週目であった。患者は、地理的にAix-les-Bains周囲40km以内のエリアに集中していた。患者年齢は7歳から78歳で、中央値は20歳であった。男女比は1.75である。症状は、全員が下痢をしており、下痢が続いた期間は中央値で6日間(2~13日間)、44%で血便が見られた。89%が腹痛を訴え、67%が発熱し、44%が吐き気を催し及び22%が嘔吐した。
 聞き取り調査からは集団食中毒を確認できず、また患者共通の感染源を特定できなかった。患者の多くは(6人/8人)鶏肉製品を食べていたか、鶏に触れたことがあったが、感染との関連は不明である。
 LABMから送られた検体について国立リファレンス・ラボラトリー(NRC)で分析の結果、7検体がCampylobacter jejuniで、1検体がC. coliであった。分子生物学的分析法でこれらの菌株を比較し、菌株の特徴付けを行った結果、これらの菌株は全て異なるものであった。
3.結論と注意喚起:
 今回の調査では共通感染源を特定できなかった。NRCの分析結果からは、これらの患者全員は集団感染ではなく、夏季のピークの始まりにある散発症例の増加であるとしている。
 欧州食品安全機関(EFSA)の2010年の意見書によると、ヒトのカンピロバクター症の多く(50%~80%)は汚染鶏肉を食べたことによるものである。また2008年に行われたEUの調査では、フランスにおけるブロイラーのカンピロバクター汚染は76%(70~81%)と推定されており、EU平均の71%に近い数値である。これらのデータを見れば、ヒトのカンピロバクター感染を避けるための最良方法は、鶏肉は完全に加熱すること及び衛生に注意して交差汚染がないようにすることである。
 報告書(フランス語、8ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.invs.sante.fr/fr/content/download/89415/327555/version/122/file/pe_rhone_alpes_050614.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/fr/Publications-et-outils/Points-epidemiologiques/Tous-les-numeros/Rhone-Alpes/2014/Surveillance-sanitaire-en-Rhone-Alpes.-Point-epidemiologique-au-5-juin-2014

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