食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04060170478 |
タイトル | 英国化学物質規制委員会(CRD)、食品の残留農薬に関する専門委員会(PRiF)の2013年第4四半期のモニタリング報告書を公表 |
資料日付 | 2014年6月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国化学物質規制委員会(CRD)は6月12日、食品の残留農薬に関する専門委員会(PRiF)の、2013年第4四半期のモニタリング報告書を公表した。概要は以下のとおり。 この四半期モニタリングでは、30種類の食品からの1 ,126検体について調査が行われた。それらの食品は、リンゴ、リンゴピューレ、鞘付き豆、パン、キャベツ、チーズ、コーン(軸(cob)付き)、イチジク、魚(淡水魚)、ブドウ、キウイフルーツ、リーキ(セイヨウネギ)、レタス、乳、ナッツ類、えん麦、オクラ、モモ並びにネクタリン、洋ナシ、ピーマン(パプリカ)、豚肉、加工豚肉(加工豚肉製品)、ジャガイモ、包装済みサラダ菜、ルバーブ、特殊くだもの、特殊野菜、イチゴ、トマト及びヨーグルトである。残留基準値(maximum permitted levels)超は21検体であった。 検出された残留農薬は、それらを含む食品を摂取していたとしても健康影響は考えられないレベルであった。 1.鞘付き豆 ・1検体から、塩化ジデシルジメチルアンモニウム(DDAC)が、全ての食品に関する現在の残留基準値(MRL)0.01mg/kgを超える濃度で検出された。欧州連合(EU)は、DDACの残留が0.5mg/kgまでの食品の貿易の継続を、暫定的に許可している。 ・1検体から、モノクロトホスが0.01mg/kgの濃度で検出された。モノクロトホスは、以前は認可されていたが、EUの農薬当局が2003年に認可を停止した。モノクロトホスは、長期間の摂取が蓄積した場合のリスクが明らかでないことから、食品から検出されたことは望ましくない。しかし、検出された濃度での影響は小さい。 2.チーズ ・4検体から、DDTがDDEの形で検出された。この製品のブランド所有者によると、DDTの残留が検出されたのはニュージーランド産のバターである。PRiFがニュージーランド産のバターについて行った独自調査でも類似する結果が示された。 この残留により、短期的にも長期的にも、健康影響は考えられない。 3.淡水魚 2検体から、DDTがDDEの形で検出された。DDTは、多くの国で使用禁止又は厳格に制限されている。この残留により、短期的にも長期的にも健康影響は考えられない。 4.加工豚肉製品 1検体から、DDTがDDEの形で検出された。この残留により、短期的にも長期的にも、健康影響は考えられない。 5.ジャガイモ 1検体から、DDTがDDEの形で検出された。最近では、ジャガイモの検体からDDTが検出されたのは2007年である。 6.包装済みサラダ菜 8検体から、塩化ベンザムコニウム(BAC)及び塩化ジデシルジメチルアンモニウム(DDAC)が、全ての食品に対するMRL0.01mg/kgを超える濃度で検出された。EUは、これらの農薬が0.5mg/kgまでのの濃度で残留する食品の貿易を、暫定的に許可している。 クレソン4検体中3検体から、ジチオカーバメートが、二硫化炭素法により検出された。しかし、この試験方法では、天然に存在する硫黄化合物により、ジチオカーバメート陽性となる場合もある。クレソンは、これらの可能物の残留が多いことで知られている。二硫化炭素法によりクレソンが常に陽性反応を示すとは考えられないことから、これらの結果はジチオカーバメートの使用の実態を反映してはいない。 「残留農薬モニタリングプログラム2013年第4四半期報告書」(222ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.pesticides.gov.uk/Resources/CRD/PRiF/Documents/Results%20and%20Reports/2013/Q4%202013%20FINAL.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国化学物質規制委員会(CRD) |
情報源(報道) | 英国化学物質規制委員会(CRD) |
URL | http://www.pesticides.gov.uk/Resources/CRD/PRiF/Documents/Results%20and%20Reports/2013/Q4%202013%20FINAL.pdf |
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