食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04000010149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州の住民における無機ヒ素の食事経由暴露量に関する科学的報告書を公表
資料日付 2014年3月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月6日、欧州の住民における無機ヒ素(iAs)の食事経由暴露量に関する科学的報告書(2014年2月28日承認、68ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ヒ素は、至る所にある半金属で、岩石、土壌及び天然の地下水に低濃度で存在する。計103
,773件の食品試料(飲料水を含む)がiAsの食事経由暴露量を算出するために使用された。このうち101
,020件は食品中の総ヒ素(tAs)、2
,753件は食品中のiAsに関するものであった。
2. 報告されたtAsに関する分析結果の66.1%が検出限界又は定量限界未満(左側打ち切りデータ)であり、報告されたiAsに関する分析結果の41.9%が左側打ち切りデータであった。iAsの食事経由暴露量を算出する前に、tAsとして報告されたデータの大部分(92.5%)が様々な手法を用いてiAsに換算された。欧州17か国における28の調査結果を用いて食事経由のiAsの慢性暴露量を推定するために、「EFSAの包括的な欧州食品摂取量データベース」が使用された。
3. 左側打ち切りデータの処理に使われたシナリオに基づくと、乳児、幼児及びその他の小児における食事を経由したiAsの推定暴露量の平均値は0.20~1.37μg/kg体重/日の範囲であり、95パーセンタイル値は0.36~2.09μg/kg体重/日の範囲であった。成人集団(成人、高齢者及びさらに高齢の人々を含む)における食事を経由したiAsの推定暴露量の平均値は0.09~0.38μg/kg体重/日の範囲であり、95パーセンタイル値は0.14~0.64μg/kg体重/日の範囲であった。
4. 乳児及び幼児を除くすべての年齢群におけるiAsの食事経由暴露量に寄与する主要な食品は、「穀類を主成分とする加工製品(米を主成分とする加工製品を除く)」の食品グループ(特に小麦のパンやロールパン)であった。iAsの暴露量に寄与する重要なその他の食品グループは、米、乳及び乳製品(乳児及び幼児における主要な寄与食品)並びに飲料水であった。この評価における不確実性の最も重要な要因は、(1)食品摂取データの不均一性、(2)tAsからiAsへの換算、(3)左側打ち切りデータの処理に関連したものである。
 この科学的意見書に関するEFSAの報道発表の要旨は以下のとおり。
 最新の解析結果は、2009年のEFSAの報告よりも、無機ヒ素の食事経由暴露量を低く推定している。推定暴露量の精度は、2009年には利用可能ではなかった摂取量及び存在量データの使用並びにより詳細な食品分類によって向上した。
 いくつかの欧州連合(EU)加盟国にはそれぞれの国のガイドラインがあるけれども、EU規模における食品中のヒ素について推奨する基準値はない。
 無機ヒ素の長期間摂取は、様々な健康問題(皮膚病変、心臓血管疾患及びある種のがんなど)に関連している。
 3月6日の報道発表資料は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140306.htm

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.6/2014(2014.3.19)P9~10
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3597.pdf

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