食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03970790314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所（BfR）、エナジードリンク類の多量摂取に関して公表 |
| 資料日付 | 2014年1月29日 |
| 分類１ | --未選択-- |
| 分類２ | --未選択-- |
| 概要（記事） | ドイツ連邦リスク評価研究所（BfR）は1月29日、エナジードリンク類の多量摂取の状況について公表した。概要は以下のとおり。 ディスコ、音楽・スポーツイベント及びLANパーティ(訳注：コンピューター端末を持ち寄り、主としてマルチプレーヤーやパソコンゲームを行うためにLAN接続する集まり)への参加者の間ではエナジードリンク類の多量摂取が見られることが、BfRが行った調査研究で明らかになった。 クラブで踊っていた回答者は、平均すると1リットルのエナジードリンク類をアルコールと共に摂取していた。「24時間の間に5リットルを摂取した例もあった」とBfR長官は語り、「エナジードリンク類の過度の多量摂取により睡眠をとらなくても元気な状態でのアルコール摂取は特に、健康に対して有害な影響が懸念される」と続けた。このようなリスクは、特定の心血管障害を持つなど、特にカフェインに対して敏感な集団に対して懸念される。多くの場合、消費者が製品の包装に記載されている注意事項を読まないことも、調査の結果明らかになった。 これらの最新の調査結果は、エナジードリンク類のリスク評価のための重要な追加情報である。 エナジードリンク類には、カフェインと共に、通常タウリン、イノシトール及びグルクロノラクトンなどの成分が、多くの場合高濃度で含まれていることから、原則として心血管障害を持つ集団、子供及び妊婦などは摂取を避けるべきである。また、激しい運動又はアルコール摂取と同時に摂取すると、健康に対する有害な影響が懸念される。 BfRは、既に2008年にエナジードリンク類の健康影響を評価した。特に、スポーツのような激しい運動、夜通し踊る行為、アルコール飲料の摂取を伴う多量摂取は、健康に対するリスクの増大と関連性がある。 新しい調査では、初めて、信頼できる摂取データとして覚醒、強壮及びアルコールをリスク増大因子として考慮した。これらのデータは、エナジードリンク類の飲水行動及びそれによるカフェイン摂取について、信頼性のあるリスク評価及び現実的な暴露予測のために重要である。 「イベントにおけるエナジードリンク類の多量摂取に関する調査」と題するこの研究では、24時間に0.5リットル以上のエナジードリンク類を摂取した多量摂取者を調査対象とした。2012年9月～10月に、ディスコ、クラブ、音楽イベント、スポーツイベント及びLANパーティーで、既に最低でも0.5リットルのエナジードリンク類を摂取していた者、合計508人を対象にインタビューを行った。 当該調査によると、エナジードリンク類の多量摂取者は特に20歳～25歳の男性に多かった。クラブで踊る人々は、アルコールと共に平均で約1リットルを摂取していた。特にLANパーテイーでは、2晩継続して眠らずに行う場合、エナジードリンク類の摂取量は有意に多かった。 24時間に5リットルものエナジードリンク類をアルコールと共に摂取した事例もあった。アルコールでは、ウォッカの摂取が、健康影響の可能性があるにもかかわらず最も人気があった。ディスコ及び音楽祭でも、24時間で4リットルのエナジードリンク類をアルコールと共に摂取する極端な事例があった。 スポーツイベントでは、アルコールの同時摂取はなかったが、24時間で平均1リットル以上のエナジードリンク類を摂取していた。3リットル以上を摂取した事例も数件あった。 BfRは、数年前に既に、エナジードリンク類の表示に、子供、妊婦、授乳婦及びカフェインに敏感な人々などの特定の集団は摂取しないようにとの注意事項を表示するよう提言した。一方で、欧州連合(EU)レベルではこのような注意事項は表示されている。BfRは、激しい運動又はアルコールとの同時摂取についても、有害な健康影響との関連性を表示すべきであると提言する。 当該研究「イベントにおけるエナジードリンク類の多量摂取に関する調査(BfR No.06/2013、ドイツ語、95ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/350/anlassbezogene-befragung-von-hochverzehrern-von-energy-drinks.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源（公的機関） | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源（報道） | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/de/presseinformation/2014/05/vieltrinker_von_energy_drinks_ignorieren_muntermacher_risiko-189098.html |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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