食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03970740328
タイトル 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、EuropaBio協会主催の遺伝子組換え作物関連イベントでの同省のOwen Paterson大臣のスピーチを公表
資料日付 2014年1月22日
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概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は1月22日、ブラッセルで開催された「健全な食品に関する発言は高まっている」と題するEuropaBio協会主催の遺伝子組換え(GM)作物関連イベントでの同省のOwen Paterson大臣のスピーチを公表した。概要は以下のとおり。
 欧州の消費者は既にGMテクノロジーの大きな恩恵を享受しており、GMテクノロジーはフードサプライネットワークに不可欠な部分となっている。特に飼料に関してはGM由来の材料を多量に輸入し消費している。それにもかかわらず、英国は新たなGM作物の栽培を認可しようとしない。
 昨年7月、英国政府はかつてない農業テクノロジー(Agri-Tech)戦略を公表した。その予算1億6
,000万ポンド(訳注:約270億円)のうち、新たな農業テクノロジーの商業化支援に7
,000万ポンド(訳注:約117億円)が充てられ、9
,000万ポンド(訳注:約151億円)が、英国に世界規模の農業イノベーションセンターを設立することに充てられる。
 8月には、フィリピンで試験栽培されていたビタミンAに富むゴールデンライスの圃場が荒らされた。GMテクノロジーに関しては様々な政策的見解があることは承知している。その一方で、適切に是認された科学的試験は妨害又は破壊行為を恐れることなく進められるべきであると、我々全てが同意することを望む。
 また、11月には、ラットでの実験でGM作物と発がん性を関連づけたひどい論文が、決定的な結果が示されていないとの理由で掲載雑誌から削除された。この機会をGMに関する議論のターニングポイントとしたい。
 消費者も、より直接的なGMテクノロジーの便益を享受できる可能性がある。セリアック病対策のグルテンフリー小麦、油脂成分の面でより健康によいオレイン酸を多く含むダイズ、途上国におけるビタミンA欠乏症対策としてのゴールデンライスの試み、また、アフリカでは、キャッサバにウイルスから保護する性質を組み込み、収量の低下を防ごうとしている。そしてアマナズナ(Camelina)からω-3(n-3)脂肪酸をより持続的に得られるようにすることがその例である。
 GMは試みではない。安全で、費用負担の面で問題がなく、環境及び経済的な便益を有すると明確に証明されたテクノロジーである。過去15年間に、GM由来の材料を使用した2兆食を超える食事が摂取されてきたが、健康に害を及ぼした事例は1つもない。
 GMテクノロジーに関するコミュニケーションには困難を伴うが、政府、産業、メディア及び科学がバランスよくリーダーシップをとれば、消費者及び社会がGMに関する我々の主張に耳をを傾ける機会が必ず増えるであろう。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
URL https://www.gov.uk/government/speeches/owen-paterson-speech-at-europabio
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