食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03970510470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、鳥インフルエンザA(H7N9)緊急リスク評価書を更新
資料日付 2014年1月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は1月28日、中国での鳥インフルエンザA(H7N9)患者急増を受けて、緊急リスク評価書の3度目の更新を行った。これまで、2013年4月3日に評価書が公表され、4月12日及び5月8日に更新されている。
 2014年1月27日現在、鳥インフルエンザA(H7N9)感染者は全部で251人報告されている。大部分の患者が重症の呼吸器疾患を発症している。56人が死亡しているが、最終転帰については初報の後に定期的な報告がなされていない。
 散発例の発生が数か月続いたのち、10月以降、中国の9省・直轄市及び台湾で116人が報告されたことから、ECDCは、この急激な増加に関しインフルエンザA(H7N9)ウイルスのヒトへの感染に関する緊急リスク評価を更新した。
 報告された患者集団内でのヒトからヒトへの偶発的な感染は排除できないが、ヒトからヒトへの持続的な感染の証拠はでていない。
 最近の患者増加は、ウイルス保有宿主の拡大、暴露人口の増加、ウイルスの感染力の強化、季節性の感染パターン、又はこれらの要因の組合せによるとみられる。
 最も根本的な妥当性のあるシナリオは、中国南東部の家きん類に人獣共通感染症の鳥インフルエンザがまん延しているということである。当該疾病の深刻度、ウイルスの遺伝子特性から、ヒトに汎発する可能性がある点からヒトへの脅威となっている。当該ウイルスの家きん類での持続性は、人獣共通感染症又は汎発性のあるウイルスのいずれであるとしても長期間の深刻な脅威となることを示している。
 最新の緊急リスク評価では、A(H7N9)のウイルス学に関する最新情報及びワクチン開発についても記載されている。
 これまで、加熱調理された鶏肉及び卵などの食品の摂取によってヒトが鳥インフルエンザに感染するというような疫学的証拠はない。
 当該リスク評価書(15ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/influenza-AH7N9-China-rapid-risk-assessment-27-January-2014.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c%2Dfe2d%2D476c%2D9133%2D18ff4cb1b568&ID=947&RootFolder=%2Fen%2Fpress%2Fnews%2FLists%2FNews&Source=http%3A%2F%2Fwww%2Eecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx&Web=86661a14%2Dfb61%2D43e0%2D9663%2D0d514841605d
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